LADです。障がい福祉課へ懇談会のお願いに行ってきたのですが、そこで、ヘルプカードの最新版を見せてもらえました。
予算の関係だそうですが、以前のキーホルダー型から、カード型へ。自分で名札入れなどに入れて使うそうです。「単価が高いから、作らない」ではなく、「使いたい人にいきわたる」のが大事ですね。
うちの市には、養護学校がありません。人口20万超、小学校の支援級と、通級へ通っている人数が、約500人もいます。なので、高等部だけでもいいので、養護学校をぜひ作って欲しいと、今、県の教育員会に掛け合っています。
そんな中、こんな質問をされました。「障害のある人も、無い人も地域で学ぶというインクルーシブ教育が推奨されているのだから、だとしたら養護学校は、必要ないのでは?」と、聞かれました。
もちろん、きちっとした支援と理解があるインクルーシブ教育を受けられるなら、養護学校は必要ないのかもしれません。
ただ、就労を考えた場合、養護学校高等部無しでは、ほとんどの障害のある子は、就労できないと思います。
養護学校の高等部は、1年生から、「働く」ということに、特化して、授業をしています。普通高校では、そのような支援を受けることは、まずできません。
例 体力つくりで、毎朝、グランドを15分走る。事業所や企業就労するために、校内実習や校外実習に、春、秋、2週間づつ出る、親は、事業所、特例子会社見学に学校でつれていってもらう等。
また、その子の障害程度にあわせた支援も、普通高校では、ノウハウもないし、大学受験等の進学を目指す勉強をする子達と一緒に過ごすことは難しいです。
養護学校は、3年間かけて、働くための体力と、スキル、気持ちを作っていきます。さらに、福祉就労先とのパイプは、養護学校ならではだと思います。
インクルーシブ教育を目指すことは必要ですが、障害者支援に、特化しているという意味では、養護学校は、必要だと思います。わが市にも一日も早く、養護学校が出来るといいと思います。
【今日のいいとこ探し】
同級生のお母さんから聞いたのですが、息子、乗り換え駅で、白杖の視覚障害のある方を、電車へエスコートしていたそうです。
自分もヘルプカードを付けながらです(汗) 大丈夫だったのか、そのお母さんに聞いたところ、先に他の乗客に電車に乗ってもらい、その後、白杖の方を電車内に案内していたそうで、問題なかったそうです。
この案内方法は、正式なものだそうですが、どこで学んだのでしょう???
人の役に立ちたいとよくいっている息子ですが、こんな親切な行動をしていると思いませんでした。
追伸
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