「障害受容」が早い場合と、遅くなった場合 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ゴミ捨てにいったら、カタツムリが葉っぱの上にいました。絵に描いたようなカタツムリです。晴れていても、梅雨なんですね。

 

 

昨日のブログで、「障害受容」の話を書いたのですが、早い場合と遅くなった場合の違いを聞かれたので、以下に書いておきます。

 

≪障害受容が早い場合≫

 

今は、早いと1歳半検診で、自閉症の診断がでることがあります。診断が早く、親が積極的に療育や情報を集めて、家でも子どもの環境を整えるようにすると、子どもの言動が落ち着き、叱られたり、嫌な思いをする機会が減ります。

 

自己肯定感を下げずに、自分の特性を理解しながら成長することができます。親も、適切なかかわり方を早く学ぶので、困り感は少なくなります。相談をすることにも慣れていると、子育てを一人でしなくていいと早い時期に気がつくので、子育てしやすくなると思います。

 

≪障害受容が遅い場合≫

 

小学校入学、小学4年生の壁、高校進学、引きこもってから等、親の障害受容が遅れる場合は、上記に挙げた時が、「障害受容」して、診断を受けるタイミングになります。

 

この場合は、自閉症の特性からくる、落ち着きがない、パニックになる、自分のこだわりを優先してしまう、感覚過敏があるなど、学校生活をするうえで、先生や友達に、文句を言われたり、叱られたりすることがすごく多いと思います。

 

不登校や、うつ、心因性の体調不良などになる事あると思います。いじめにあいやすいのも確かです。自己評価が、どんどん下がってしまいます。メンタル面のフォローが必要ですね。

 

以上です。

 

診断を受けなくても、逆に、自己評価がさがらず、楽しく学校生活送れるなら、子どもに適応力があり、自閉症のスペクトラムの特性とうまく付き合えているということです。

 

その家族、家族で、バックボーンが違いますので、何が正しいということはありません。診断が遅くても、子どもどもは、日々成長するの遅すぎるということはありません。相談のあった、親御さんにも、この思いが通じるといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

お給料日だった息子。仕事帰りに、駅で待ち合わせて、ATMで、生活費やお小遣いを下ろしました。

 

袋分けで、お給料を管理している関係で、1000円札を下ろす方法を教えました。あれこれやっていたら、ATMの外に、並んでいる人が居るこに気が付いた息子。

 

ATMから出る時に、待っていた人に、「お待たせして、すいません」と、爽やかに声をかけていました。母がついていなければ、好青年ですね。

 

挨拶をしっかりするように、習慣づけておいてよかったです。

 

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村