「AERA」の発達障害の記事がなかなか良いという話 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、いいお天気でしたね。洗濯物がよく乾くので、梅雨の晴れ間は、うれしいです。

 

今日発売の雑誌「AERA」の「発達障害の生きづらさをなくす」という、特集記事が、とてもよかったです。

 

切りくちが「子ども」、「医療」、「働き方」に分けて、記事が書かれていました。書いてしまっていいのか、ちょっと悩みましたが、以下の記事が載っていました。

 

・発達障害、診断より支援が欲しい

・「グレーゾーン」の子の居場所かない

・苦手は、デジタルツールでカバーできる

・発達障害診断経験のある医師、100人アンケート

・「クローズ就労」で、当事者も周囲も疲弊

・「障害」に対する恐れを、克服

 

今、発達障害と診断を受けたり、グレーゾーンの人たちにとって、何が問題で、どういう仕事や生き方があるのか、苦手さをカバーするためにどんなツールがあるのか、丁寧な取材と解りやすい紙面構成になっています。

 

発達障害を持つ親が見ても納得ですし、クローズ就労(自分の発達障害のことを会社に言わずに働くこと)の事も取り上げていて、もし、職場にそういう人が居たら、どう思って働いているのか、どう接っすればいいのかなど、ヒントになることが、いろいろ書かれていました。

 

大人の発達障害の過剰診断の事も取り上げていました。この1冊を読むだけで、今、発達障害のことで、いろいろと問題になっていることの最新の状況がよくわかりました。

 

学校がもっとデジタルツールの支援を受入れてくれれば、本人も自信をとりもどして、普通級で授業が受けられるのにという記事に、本当に賛同しました。もっと、合理的配慮やインクルーシブという意識が学校現場に浸透するといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

帰宅した息子が、ニコニコしながら、このジュースを見せてくれました。「お母さん、このジュース、おぼえてる?」

 

 

少し、考えて思い出しました。幼稚園の頃からずっと通っていた体操教室の1階ロビーで売っていた、紙パックジュースです。

 

息子に、そのことを伝えると、「正解です。小さい頃飲んでたなあと思って、懐かしくて買ちゃった」と、言っていました。

 

ほんの数年前なら、「むかし話はするな!!」と、大激怒していたことがうそのようです。これも、成長なんでしょうね。息子と、昔話ができてうれしかったです。