自分で選べることの幸せ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、雨が降ったり晴れ間が出たり、変な天気でしたね。そんな中、ご近所のお庭の藤棚で、藤が綺麗に咲き始めていました。

 

 

息子が、会社に行くとき、いつも持っていくのは麦茶で、朝、自分で水筒に詰めていました。今朝は、麦茶でなく、紅茶にするといって、ペットボトルの紅茶を入れていきました。

 

仕事途中で、飲むものですが、何をもっていってもOKです。人によっては、ペットボトルの人もいるようです。周りを見て、自分で考えて、紅茶にしたようです。

 

他にも、休みの日の朝のパンを、1個から2個に替えたり、社食でちょっと割高のスペシャルメニューを食べて見たり、1人旅に出かけたりと、色々自分の判断で動くことが増えました。

 

息子は、今、「自分で選べること」の幸せを満喫していると思います。

 

障害があって、いろいろ適正な判断ができないかった小さい頃は、親や先生が、「こうしなさい、これを持って行きなさい」ということが、多かったのですが、18歳になり、働き出した息子は、「自分で選んで、自分で決めて、自分で責任をとる」ことが、出来るようになりました。

 

小さい頃から、「指示待ち」にしてはいけない。本人の気持ちを尊重しつつ、「出来ることは出来る」、「出来ないことは出来ない」と、しっかり教えなさいと、先輩お母さんや療育の先生から言われていたことが、実ったのだと思います。

 

今までは、母が「心配だから、かわいそうだから、あとがめんどくさくなるから・・・」と、ついつい、手をだしてしまうことが多かったですが、それも、卒業です。これからは、本人と会社に任せて、「いざという時、どうしてもの時」に、親が出ていこうと思います。

 

息子の成長がうれしい反面、ちょっと寂しい気持ちにもなりました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日、お給料日だということを、母は、忘れていました。息子に、「明日、○○駅の改札で待ち合わせです。お給料下ろします」と、言われました。

 

3月の末に、息子としたお金の話の時に、4月のお給料日は、お母さんが一緒にお金をおろし、使う項目ごとに仕分けることになっていたのです。息子の方がしっかりしています。

 

初月給、息子が一生懸命働いて、もらうお金です。感慨深いですね。明日の夜は、息子の好きな物で夕飯にしたいと思います。

 

追伸

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