息子18歳、初めての選挙に行く | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。昨日は、神奈川県の発達支援センターの自閉症啓発イベントのお手伝いに行ってきました。自閉症の説明を入れたティッシュをくばったり、バルーンアートやジャグリングのステージがあったり、県のゆるキャラが応援に来てくれて、1日だけでしたが盛り上がりました。

 

 

 

息子18歳になって、始めての選挙に行ってきました。去年の選挙の時に、子どもの見学OKということで、投票はしなかったのですが、投票所もいきましたし、養護学校でも、模擬選挙をしていました。

 

でも、緊張したようで、終わって出てきたら、「緊張して汗かいた~」と言っていました。誰に投票したかはわかりませんが、自分で考えて投票できてよかったです。

 

≪投票に至るまでの経緯≫

 

1)予行演習&下見

 →18歳になる前に、予行練習(養護学校で本物の投票箱を使って模擬選挙を経験)&下見(18歳以下の子どもは、親の投票についていって、投票所の中に入り、投票姿を見学することが出来る)をしておく

 

2)投票用紙の郵送

 →投票用紙が郵便で届いた時に、息子に見せて、投票日、投票権があることを知らせる。予定表に、選挙に行く時間を書き込む。朝早い方がすいているので、8時にしました。

 

3)投票の説明

 →県知事なら、2人候補がいるが、どちらかを選ぶだけでなく、どちらも選びたくない時は、「白紙投票」ができることを説明。

 

 →お母さんと、お父さんとは、別に1人で投票しないといけない。

 

 →投票用紙のバーコードを受付で読んでもらう。書き込み台へいって、鉛筆で投票したい人の名前を書く。それを、折って、銀色の投票箱に入れる。市議会議員分も、もう1枚紙をもらって、名前を書いて市議会議員用の投票箱へいれて、終わり。家に帰る。

 

4)候補者選び

 →候補者の選挙公報を息子と一緒に読む。母が、難しい言葉、分かる言葉に替えて伝える。多すぎる情報は、まとめてある部分を読みました。

 

 →息子的には、県知事選びは、生徒会長の例えで分かりやすかったようですが、県議会議員は、「何をする人?県議会って何?」と質問され、説明にちょっと困りました。最終的に、よくわからないが、駅で会ったことのある人(たぶん、駅前演説していた人だと思います)にするといっていました・・・

 

 →誰に投票するかは、1人で決めて、誰にも言わないで投票する、人の意見は、聞かなくていい。自分の投票したい人にする。

 

5)投票

 →朝、すいている時間に、家族3人で近所の集会場へ。わからないことがあったら、手を挙げて「分からないので教えてください」と、言えば、選挙管理委員の人が助けてくれると説明しました。

 

 →「この子は、自閉症なので、困っていたら手助けして欲しい・・・」というか悩んだのですが、息子が「1人で大丈夫」というので、声かけしませんでした。去年の選挙で、障害者、高齢で、1人で投票が難しい場合は、選挙管理委員の方が付き添って、代書を含めサポートしてくれることは、確認してありました。

 

 →先に、父と母が入って、その後姿を見て、マネするようにしました。書くスピードが遅いので、息子が書き上げるまで待って、息子の前で

投票箱へ行くようにしました。模倣ができるので、このスタイルで大丈夫でした。

 

投票を終えて、18歳という年齢になった、実感がわいたようです。2週間後には、住んでいる市の市長選挙、市議会議員選挙があるので、また投票に行ってきます。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子は、選挙の後、おじいちゃん家で、竹の伐採のお手伝いをしてくれました。のこぎり、ナタ、剪定ばさみと、器用に使い分けていました。

 

タケノコを食べるのは好きですが、タケノコ堀りは、あまり興味が無いらしく、手伝ってはくれません。でも、園芸の仕事は、好きです。

 

園芸のお仕事も、付き添って指示を出す人がいれば、障害者雇用の道が開けそうな仕事だと、改めて思います。

 

 

追伸

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