突然、娘に発達特性を告知をすることに・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、「雨水」というだけあって、雨が降りました。そのうえ、暖かったです。一雨ごとに、春が近づいていますね。

 

高校から、帰ってきた娘が、真剣な顔で「お母さん、話を聞いてくれる」というので、リビングで話を聞きました。以下、長文です。娘本人の許可をとって載せています。

 

入学当初から、みんなの前での発表の時に、異常にあがってしまって、言葉が出なくなったり、焦って、せっかく調べたことと違う事を言ってしまったり、みんなの目が気になって気になって困っているという相談は受けていました。

 

今日の授業の発表で、がんばって準備したのにやはりダメだったことと、クラスメイトとの関係で長く悩んでいた事もあり、自分なりに、いろいろ調べたのだそうです。

 

そこで、娘が出してきたのが「社会不安障害」でした。自分の症状とよく似ていて、インターネット上の診断チェックで、6個中4個に当てはまるから・・・・と言われました。

 

娘が、「自分の特性に気が付いた」のだと、悟りました。なので、「社会不安障害」というよりは、知的に遅れのないアスペルガー症候群やADHDの特徴を持っているのではないかと話しました。

 

ショックを受けないように、お母さんもアスペルガー症候群の特性をもっているし、ADHDの特性も持っている、お父さんもアスペルガー症候群よりの特性をもっているという話をしました。

 

それでも、お父さんは、会社に勤めているし、お母さんも結婚して子育てしているのだから、娘も、自分で苦手こと、不得意なことに対応すれば大丈夫といいました。

 

ただ、お兄ちゃんは、知的障害もあるので、1人で出来ないことが多いので福祉の力を使っている。4月になって企業で働いてからも福祉の支援を使っていくと説明を入れておきました。

 

「お母さんの困っているところは、どういうところ?」と、聞かれたので、お母さんは、こんな不得意なことがあるので、それに対して以下のような対応をしていると話ました。

 

例1)お母さんは、人の顔や名前が覚えられないので、覚えるのが得意なお友だちに色々聞いて、親の会の役員や卒業ボランティアをやっている。得意な人に助けてもらえばいい言いました。

 

例2)忘れっぽくて、スケジュールの管理がうまく出来ないので、リビングカレンダー以外に予定は書かない。スケジュール帳やアプリなど、複数に情報がわかれると、分からなくなってしまうので・・・

 

例3)接触過敏、嗅覚過敏があるので、服は、ゆったりして、肌障りのいい物しか着ない。昔、ブルマが嫌だったことや、ブラジャーのワイヤー入りは出来ないとか、洗剤や柔軟剤、化粧品も無香料しか使わないなど。

 

学生のうちは、勉強しなくてはいけない、クラスメイト仲良くしないといけないなど、制約が多いが、大人になれば、嫌なことを、選ばなくてもいい、やらなくてもいい自由があるという話もしました。スルー力をつけるといいとアドバイスもしました。

 

その後、一緒に、「女の子の発達障害」について書いてある本を見ながら、診断を受けてもいいし、受けなくてもいいと説明しました。

 

診断を受けるのは、これから、どうすればいいかを、自分が知るために受けるものなので、診断が出ても、人に言わずにおくこともできると話しました。

 

自分の行動や考え方は、ちょっと人と違うことがあると分かって周りと過ごせばいいという事を説明しました。その為には、自分の癖や特性と、どう付き合っていくのがいいか、「自分の取説を作る」といいといったら、「取説ね、なるほど・・」と、納得していました。

 

その為に、親や先生は、相談にのるし、ツールとして必要なものがあれば、買ったり、用意したりすることもできると提案しました。

 

あと、今ちょうど、来年度の授業選択をしているところなので、自分の特性を理解して、これからの進路にも生かすといいとアドバイスしました。

 

幸いなことに、娘の通っている高校は、インクルーシブ教育をしているので、本人や親からの要望があれば、授業やテストの配慮もしてくれます。相談室もあるので、そこへ行ってみることも提案してみました。

 

定期的に通っている、児童精神科の先生にも次回の診察の時に、話をしてみると言っていました。

 

もっと、発達障害について知りたいとのことだったので、以下の本を貸してあります。

 

娘は、言葉で説明されるより、文字で見る方が得意なので、マンガで説明をしている本です。両方の本とも、本人目線で困り感への対応が書かれているので、いいと思いました。

 

 

突然の告知で、娘にどこまでうまく伝えられたか、ちょっと不安なのですが、娘は、ショックを受けるというより、うまくいかないことに理由があったことで、気持ちが軽くなったようです。

 

診断を受けるか、受けないでグレーゾーンでいくのか、これからの娘の様子を見守りたいと思います。

 

【クスっと、コーナー】

 

息子の学校の作業も、今日を含めてあと2日。卒業制作だった、刺繍クッション出来上がったそうです。来週、持ち帰りだそうで、楽しみです。

 

ただ、作業の連絡帳の、先生からのコメントがショックでした。

 

「クッションが出来上がってよかったのですが、午前中頑張り過ぎたのか、午後から気が抜けたようです・・・」と、書いてありました。居眠りでも、したのでしょうか (;^_^A

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村