「働く」という事をどう説明するか。 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、1日、明日の卒業ボランティアの資料作りをしていました。息子は、療育先の鉄道サークルのお出かけで、ご機嫌でした。

 

息子、疲れも見せず、リフレッシュできたようです。明日からの最後の1週間、実習がんばってほしいものです。

 

企業就労を目指している息子ですが、今一つ「働く」ということが、理解できているか不安になる出来事がありました。

 

主人と一緒に、息子に、一度きちっと「働く」というこ事がどういうことか、説明することにしました。その準備として、息子に話そうと思っていることを、まとめてみました。

 

○「働く」ということは、○○(息子)が、働いた仕事(時間・量)に対して、お給料がでる。お父さんが、「働いて」、そのお給料で、食材や服や洗剤など日用品を買っている。お家のローンも払っているという、具体的に、息子がイメージできるようにする。

 

○会社(企業就労)すると、お給料(月額)約10万円、事業所で働くと約1万円もらえます。お給料が多くでるということは、長い時間、お仕事をするということです。

 

○企業(実習に行っている特例子会社)で働くということは、会社の言うとおりに仕事をしないといけない。「やりたくありません」は、言えません。「出来ないので、教えてください」、「時間が間に合わず終わりません」は、言える。

 

○会社(特例子会社)に就職すると、毎日ずっと働きます。学校のように、卒業はありません。長く休む夏休み、冬休み、春休みも、ありません。その代わり、お給料が減らない、有給休暇は、とれます。

 

○月曜日~金曜日までは、会社で、お仕事します。土曜、日曜日、祝日は、余暇で、体を休め、自分の好きなことをする日です。

 

○今まで親からもらっていたお小遣いではなく、会社でもらったお給料で、自分の欲しい物を買います。

 服や靴、下着、色鉛筆なども、自分で買います。スポーツジムや電車に乗りに行くお金も自分で出します。一度、何にどれくらいかかるのか、説明したいと思っています。家に光熱費を入れてもらう、将来に向けての貯蓄も考えて欲しいと思っています。

 

○30歳になったら、家を出て、グループホームで、1人暮らし(正式には、支援をうけながらの一人暮らし)できるように、掃除、洗濯、お料理のスキルを上げる。季節に合わせて衣替えするなど、身辺自立を確立させる。

 

この内容を、全部いっぺんにいっても、息子も混乱すると思うので、折を見て、少しづつ、本人の理解力に合わせて伝えていこうと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

療育先や実習先へのお礼の電車の絵を盛んに描いている息子。その中の1枚に、面白い構図がありました。

 

円の中を2分割や3分割にして、同じグループの電車を描いています。今まで、一度もこんな構図では描いたことがありません。新たな画風が加わりました。

 

 

 

追伸

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