ガイドヘルパーの上手な利用の仕方 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝、晴れて暖かかったのに、午後から、天気が急変して、雪がちらつきました。冷え込んできました。これが、例年の1月の寒さですね。

 

今日も、ガイドヘルパーさんとお出かけの息子です。春から、ガイドヘルパーを使うという新1年生のお母さんから、質問がありました。

 

どういう風に、ガイドヘルパーさんを使えばいいのか、何かメリットがあるのかという事でした。

 

ガイドヘルパーとは、正式名称は、「障害者総合支援法」の中の「移動支援」といいます。余暇活動や社会生活上、必要な外出を支援するサービスです。

 

≪ポイント≫

 

○親以外の障害に理解のある人と、関わるチャンスになる。将来親がいなくなることを考えると、他人からの支援になれておく必要がある。

 

○住んでいる地域によって、制約があるところもありますが、私の住んでいる市では、学校への送迎にも、支給された時間内なら、使えます。

電車や映画を観に行ったり、公園や遊園地で遊ぶ、買い物に付き添ってもらう等、様々な外出に利用できます。

 

○利用にあたっては、まず住んでいる市町村で、福祉サービス利用のための「受給者証」を発行してもらいます。療育手帳が無くても、診断だけで、発行してくれる所もあります。

 

○「移動支援」の利用時間は、市町村ごとに決められています。ただし、理由が認められれば、利用時間を増やすことも可能です。

 

○事業所と契約を結ぶ。けっこう、定員いっぱいだとか、ヘルパーさんの数が足りないとかで、新規契約が難しい場合もあります。まず、電話して、こちらの希望を伝えて、どのくらい利用が可能か確認しましょう。

 

例) 男子なので、同性介護して欲しい。平日の学校の帰りに利用したいなど。

 

○契約が結べたら、実際に利用する。前月に、利用申し込みをして、通れば利用ができる。どんな風に子どもと接して欲しいのか、こういう場合、どんな対応をとればいいか、伝える。サポートブックを渡してもいいですね。

 

例) パニックになったら、声はかけずに、落ち着くまで見守って欲しい。トイレに行くのを忘れてしまうので、2時間したら、声がけして欲しい

 

○将来、1人で外出ができるようになる、自律に向けてのスキルアップを、手伝ってもらう。ヘルパーさんがマンツーマンで付くので、実践的に指導が出来る。

 

例) お金の支払いを1人で出来るようにする。携帯電話で、親と連絡をとる。電車の中のマナーを教える。

 

○親でない人と、お出かけ、余暇を楽しむ。学校のお友だちと障害のある子がお出かけするのは、難しいです。でも、ガイドヘルパーさんに、お友だちのポジションになってもらい疑似体験する。

 

以上が、相談のあったお母さんにお伝えしたことです。ガイドヘルパーは上手に使うと、療育とは違った、子どもの成長を促す支援になります。


【今日のいいとこ探し】

 

ガイヘルさんと、空港へ行った息子。はじめて、リムジンバスを使って空港まで、行ったそうです。電車でなく、バスというのは、珍しいですね。事前に、乗り場や運賃にPASMOが使えないことまで、調べてからいきました。

 

スケジュールどおりに行けたし、欲しかった「小田急の鉄道娘」のスマホ置き3人分買ってきました。大人買いです。

 

 

ガイヘルさんも喜んでくれて、大満足のお出かけでした。

 

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村