比喩や冗談を真に受けて悩む自閉症 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、ちょっとぐったり疲れてしまう出来事がありました。

 

自分を元気づけるために、頂き物のタルティンのストロべりーチョコタルトを、母だけ頂きました。並ばないと買えないお菓子だそうです。かわいくて、味も美味しかったです。

 

 

自閉症の人は、言葉の額面通りに意味を受け取り、冗談や比喩が通じないという特性あります。そのことが原因で様々なトラブルにあっています。

 

知的に重い子より、知的に高い子で、普通級所属で、しゃべれる子がこの悩みに直面するようです。冗談を真に受けて、トラブルになりやすいです。

 

例)

 

○「遠足のあとは、まっすぐ家に帰りなさい」との先生の言葉に・・・・

 →「学校を出て5回曲がらないと家に帰れません」本人真顔。

 

○友達との談笑の途中で、ふざけて「お前、バカだなあ・・・」と、親しみを込めて言われたことに・・・

 →「僕は、馬鹿じゃない。テスト94点だった」などと雰囲気をぶち壊す

 

○床屋にて、髪の毛カット中に、美容師さんに「耳のところを切るよ」

 →「耳切らないで、切るのは、髪の毛だけにして!!」

 

○先生に「君は、顔に反省の色が見えない」と、怒られて・・・

 →母親に、半べそで、「僕、明日、何色に顔を塗っていけばいいんだろう」と、相談

 

○混雑している駅のコンコースで、流れに乗らず、どんどん突っ込んでいくので、「人の波に乗って歩きなさい」と、注意したら・・・

 →キョロキョロしながら「お母さん、波は、どこ?見えないよ」と真顔。

 

以上、笑い話のようですが、当事者の子どもたちは、真剣に悩んでいます。言葉の理解が独特な自閉症の特性ですね。

 

言葉は、時として、別な意味で使うこともあるということを、根気よく教えていけば、理解できなことはないそうです。その為には、親や先生など身近な大人が、言葉の意味や冗談を通訳する必要がありますね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕飯の後、お風呂に入ってから、お皿を洗いたかった息子ですが、娘が先に風呂の入ってしまいました。

 

ちょっと、ぐちぐち不満を言いましたが、「お皿を洗っているうちに、○○ちゃん、お風呂から出てくるよ」と、いったら、すぐ納得してくれて、お皿洗いを先にしてくれました。

 

以前なら、自分のスケジュール優先で人に譲れなかったのですが、成長しました。

 

 

追伸

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