自閉症の誤学習の例 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、11月中旬の暖かさだったそうですね。ダウンジャケットを着ていったら、暑くて、途中で手に持ってしまいました。晴れてお天気もよかったので、夕日がきれいでした。

 

 

自閉症は、コミュニケーションの障害といわれています。それゆえに、「誤学習」をしているケースが多々あります。

 

今回は、お友だちの物を隠して、喜んでしまうという問題行動についての相談がありました。

 

すぐに直せるものではありませんが、なぜその「誤学習」が生まれたか、いくつかの理由を挙げてみます。

 

○物をこっそり隠すと、それを一生懸命探す相手を見るのが楽しい、ちょっとした優越感を持てる。

 

○物を隠すと、支援者の人や友達が自分に注目してくれる。

 

○見つかると、相手が喜ぶという経験を繰り返している。

 

○「楽しいこと」「人が笑ってくれること」「自分が楽しい気持ちになれる」ことなら、方法はどうでもいいと勘違いしている。

 

○お笑い番組などで、モノを隠されて困る、それを相方が面白おかしく笑うなどの「許される」イメージがある。笑い、ウケを取りたいという欲求がある。

 

○友達や知り合いなら許してもらえるかもしれないが、人の物を隠すことが、犯罪になってしまうという考えがない。

 

○最初に怒られなくて、見逃されてしまったので、「大丈夫」「注意されないならいいことだと勘違い」して、何回も繰り返すようになっている。

 

間違った考え方を、正しい考えに導くために、長い時間(身につけた時間の3倍)かかるといわれています。

 

まず、人の物を隠すことは、触法行為につながることで、絶対してはいけない。自分の評価が下がってしまう行為であると伝える。

 

やられた人は面白いと思わない、悲しくなる。

 

人と関わる為の正しいコミュニケーション方法を1つ1つ伝えていくことが大事ですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日で、終了式で、学校は、冬休みに入ります。帰りの会のあと、担任と副担任の先生に、「今年1年ありがとうございました。来年も、よろしくお願いします」と、挨拶できたそうです。

 

年末年始の挨拶は、決まり文句なので、ずいぶん丁寧に教えました。きちっとした挨拶ができると、親戚ウケもとてもいいです。

 

企業でも挨拶をきちっとできるかどうかを、目安にしているところも少なくありません。

 

 

追伸

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