養護学校3年生の就労結果解禁、今後の対応 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。あと、10日で、今年も終わりですね。お正月飾りを、実家の父が届けてくれました。ご近所のお庭では、南天が綺麗に赤い実をつけていました。縁起物が目につく季節です。

 

 

明日は、養護学校の終了式です。高等部3年生の就労結果か各家庭に正式に、報告されました。うちの養護学校だけでなく、他の養護学校も、このタイミングが多いようです。年越しを、安心して迎えて欲しいという意味合いがあるのでしょうか。

 

実習に行っていた事業所や企業から正式なOKをもらっている生徒の家庭に、始めて学校から文章であなたは「○○○」事業所や「△△△」特例子会社に進路が決まったと、言われるのです。一般の内定という感じです。

 

内々定は、実習終わりの反省会や、学校の進路室への連絡で、「4月から来てください」とか、「うちで一緒に働きましょう」、「○人の中から、あなたに決まりました」とか、色々な言い方で、間接的には、事前に親に伝えられています。

 

ただ、まだ進路が決まっていない家庭に配慮して、学校は、明確な返事(確定しました)は、今日までしてくれないので、3年生の親は、やきもき、不安な日々を過ごすことになっていたのです。

 

ほっと、胸をなでおろした家庭も多かったと思います。ただ我が家は、冬実習が1月中旬から、2月末にあるので、まだ進路がわかりません。


秋実習終了後の感じは、企業も学校の進路も前向きな雰囲気ではありますし、冬実習が終わらないと採用かどうか、わからないのですが、不安はありません。ダメなら、就労移行支援事業所にお世話になります。割り切れています。

 

今回、学校から返事がもらえていない、秋実習が採用にならなかったうちは、年明け実習(4回目)まで持ち越しているので、不安な気持ちで迎える、お正月だと思います。

 

≪進路決定組≫

 

○進路の最終確認。採用の決まった事業所や企業でいいかどうかを、本人と親に確認する。OKなら、承諾の用紙を書いて学校に提出。この時点で、行かないということもできる。その場合は、また、年明け実習に行く。

 

○採用先からの連絡待ち。年内か年明けかはわかりませんが、先方からの連絡があり、契約の方法や面談の日程が決まるそうです。明確な期限がないので、いつ来るかは不明。

 

○卒業後の通勤練習。電車バスの乗り方練習(春休みは、実際の通勤時間で行ってみる)、送迎バスの確認等。

 

○服装の準備。まったくの私服でOKか、それとも指定があるのか(ジーパン禁止等)、通勤カバンは決まりがあるのか、ベルト着用なの等。

 

また、企業は、入社式があるので男の子は、成人式で着れるスーツを用意する場合が多いそうです。また学校の制服がなくなるので、冠婚葬祭用に、喪服を用意する。

 

○余暇活動の為の準備に入る。放課後デイサービスが無くなるので、事業所や企業から帰ってきたあとをどう過ごすか考える。それによって、受給者証の日数も変わるので、申請を出す。

 

○就労継続B型事業所の場合は、就労移行支援事業所でアセメントを受ける必要があるので、年明け実習に行きます(1~2週間)

 

○障害者年金や18歳以降のサービス利用についての説明会に参加する(これは進路が決まっていなくても3年生全員学校で行います)

 

○卒業式に着る服のレンタル、購入。女子は、袴姿やおしゃれな洋服を着ることが多いようです。

 

≪まだ決まらない組≫

 

卒業式準備や障害年金のことは、同時進行ですが・・・

 

○事業所の場合は、次の実習先を探すが、今までと違う条件になる。家から遠い、送迎が無いなど、親や本人の希望ばかりを優先できなくなります。

 

4月以降、まだ募集をしているかどうか。これからの実習を受入れてくるかの確認を、進路室にしてもらい、進路室が「ここならどうですか・・・」という提案を受け入れる。一度、入ったからと言って辞められないわけではないので、とりあえず、卒業の時点では、意向とちがっても受け入れるということです。

 

○企業就労を今の時点では諦めて、就労移行支援事業所に変更をする。2週間の実習に行く。(3月まで、4月入社の募集がまだくることもまれにあるので、どうしても企業就労というなら、希望を進路室に伝えておく)

 

○今まで行った事業所、企業の分析をし直す。そこで子どもの言動で、問題になったことを洗い出す。指示に従えない、落ち着いて座っていられない、自傷や他害がある等を明確にして、その対応ができる事業所を探してもらう。

 

また、子ども自身の受け取り方で、大きな声の人のいるところはダメ。クールダウンの部屋が無いとダメ、こんな作業なら、集中できる等、子ども側の条件も、複数実習に行くと見えてきます。そこに合った、事業所を探してもらいましょう。

 

○他の子が、決まった話をきくと焦りますが、親の不安を言動に出さないように気をつけましょう。親の不安は、本人に伝わります。

 

○学習発表会や、お別れ遠足、卒業制作など、年明け3月まで、学校の行事は目白押しですが、これから実習に行くので、それに参加できないこともあると、伝えておくといいですね。学校の先生にも、受け入れやすい伝え方をしてくれるように説明して、お願いしておきましょう。

 

以上。

 

進路が決まった人、決まっていない人、それぞれですが、必ず卒業はやってきます。新年度の準備もしつつ、学校の先生や放課後デイサービス、療育の先生へのお礼、お別れの準備を進めておきたいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

学校のクリスマス会で、電子レンジでお餅が焼けるプレートをもらってきました。

 

仲のいいお友だちが選んだもので、多機能プレートといって、もち以外に食パンの温めや乾燥させたパンを擦って生パン粉も作れるそうです。

 

このクリスマス会のプレゼントは、課外授業で、100円ショップへ行って、男の子でも女の子でも使える、楽しく、役立つグッズを選ぶことが課題になっています。

 

追伸

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