LADです。今日は、雨は降らないという天気予報だったのに、にわか雨に降られて洗濯物を濡らしてしまいました。ちょっとショックでした。
昨日よりは、暖かったですが、確実に冬の気配を感じまでした。ご近所の公園のイチョウもやっと色付いてきました。
先日、青年(大学生~25歳以下)の当事者の方から、お話しを聞く機会がありました。大学に入学されている方、卒業して企業就労している方数名の方から、お話がきけました。
診断名は、自閉症スペクトラムだけでなく、ADHD、LDの方もいらっしゃいました。皆さん、知的には高く、大学に入学して、それぞれ専門分野を学ばれていて、社会人になっている方もいました。
以前、当事者の方に聞いてみたいと思った質問を全部ではないですが、ぶつけてみました。私のとらえ方が、もしかするとお話しくださった当事者の方の思いとちょっと違ってしまうかもしれませんが、参考まで。
1)診断を受けた後と前では、どうかわりましたか?
→本人コメントより、「あまりかわりません、周りが少し変わったかも・・・」、「自分以外の発達障害のある人に会ってみたいと思った」、「バイトうまくいかないし、やっぱりそうだったか、人と違う自分に理由があって安心した」などのお話しがきけました。
→本人達は、どちらかというと、いままで特性を持った自分しか知らないので、診断がでても「そうなんだ、理由があったんだね。でも、自分はかわらないです」と、いう感じが伝わってきました。すんなり受け入れている方が多かったように感じました。
2)診断を受けて、親や学校は、どうかわりましたか?
→本人コメントより「親が、怒らなくなった」、「学校へ困っていることをいったら、少しだけど配慮してくれるようになった。例、クールダウンの離席をみとめれくれた」、「こだわりの好きなことを否定せず、みとめれくるようになった」
→気になった発言が、「親は変わってないと思う、自分のことで、精いっぱいで、親が何をしているか分からない」と答えた方がいました。親としては、「え~、きっと態度を変えて接してくれたでしょう」と、思ってしまいましたが、当事者にしたら、本当に余裕がないのかもしれません。
3)就労は、「自分のやりたいこと」と、「障害特性上、難しいこと不向きなこと」との折り合いは、どうつけようと思っていますか?
→本人コメント「やりたいことをやる」、「興味がないものは、続けられないと思う」「普通に就職を目指してますよ」「(大学卒業して)一部上場企業に勤めています」
→みなさん、診断を受けたのが、高校や大学になってから、うつ等の2次障害で病院にかかり、診断を比較的大きくなってから受けているので、就労に関しては、普通の感覚のようです。
→発達障害をオープンにして、就職活動をし、障害枠で企業の普通職についている方がいらっしゃいました。苦手は、伝えてあるが、他の新人と同じように、全部の職場を体験して、それから配属になったそうです。上司は診断名を知っているけど、職場の人には、「苦手は伝えてあるけど」カミングアウトしてない状況だそうです。
4)恋愛や結婚について
→これも、「なんでそんなこと聞くの?相手がみつかれば、付き合うし結婚も考えていますけど・・・」的なお返事をいただきました。当事者の方からすると、「何で?」となるんですね。
今回お話しいただいた方々は、小さい頃から、苦労をしてきて、でもがんばって大学まで行った人達です。ポジティブな方達だからこそ、当事者の会をつくっているのだと思います。暗いとか、悲壮感は、まったくなく、発達障害だけど、「ぼくらは、ぼくら、かわりませんよ」と、気持ちが伝わってきました。
障害名をオープンな、一般就労とは、どういう実態なのでしょう。障害者雇用の目標数値もあるので、思ったより高学歴の発達障害の人を雇う企業は多いのかもしれません。
今度、娘の学校の障害部の進路の先生に詳しい話を聞いて来ようと思いました。福祉の枠とは、別な就労に向けた方法があるのかもしれません。今後の課題となりました。興味深い、当事者のお話でした。
【今日のいいとこ探し】
作品展に来てくれた美術の先生には、学校で、きちっとお礼が言えたそうです。見にこれなかった担任の先生にも、無事に終わった報告が出来たそうです。よかったです。
今は、気持ちを切り替えて、クリスマス用のイラスト描きにはいっています。
追伸
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