自閉症の子の兄妹喧嘩!! | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風25号は、ちょっと風が強くなっただけで影響ありませんでした。

 

ご近所で、木蓮の花が1輪だけですが、「狂い咲き」しているのを見つけました。春の花が、10月に花をつけるなんて、珍しいですよね。

 

 

花芽の成長を抑え、休眠させる物質(アブシジン酸)は、寒さに弱いそうなので、先日の寒波で、冬が終わったと思って花をつけたのではないでしょうか。主人も、今日ゴルフ練習場で、「つくつくほうし」というセミの声を聞いたといっていました。異常気象のせいでしょうか、不思議ですね。

 

娘と息子が、久しぶりに大喧嘩していました。原因は、ささいなことで、抱きぬいぐるみの猫を、母に貸すか貸さないかです。(あれっ?喧嘩の原因は、母ですね・・・・)

 

高校生になって、一段と弁のたつ娘。兄に容赦がありません。「自分のお金を出して買ったぬいぐるみだから・・・」という、所有権を掲げてマシンガントークで、兄を畳みかけます。

 

一方息子は、言い返しが、小学生レベルなので「○○(妹)の学校に、ブルーギル、いっぱい放してやる!!」と、自分の嫌いな外来生物系のネタで文句を言っています。

 

お互いゆずらないので、もめにもめます。以前だと、手が出たり、追いかけっこになってしまっていたのですが、口だけのばとるです。ここは、お互い成長しました。

 

でも、収拾がつかないので、母が間に入り仲裁しました。やっと双方、納得してはなれました。

 

≪我が家の兄妹喧嘩の仲裁のポイント≫

 

○子どもが小さくて説得が難しい場合は、物理的に距離をおく

 →片方を別な部屋に連れていく。自分の部屋に行くよう言う。トイレにいってもらうのでもOK。

 

○双方の意見をいったん聞くが、「○○(兄)を注意するのは、△△(妹)でなく、お母さんです」と、言って、母が喧嘩を預かってしまいます。

 →でないと、コミュニケーション能力の差がありすぎて収集がつかなくなるからです。学校なら先生に、この役をお願いします。

 

○本人のわかるレベルに落とし込んで、説明する

 →息子の場合は、ぬいぐるみを独り占めしていることが、ケンカの原因なので、娘の言うことが正しく、1つは、母に渡して欲しいという事。代わりが欲しければ、自分でも、もう1匹買うことを提案しました。  

 

 →さらに息子には、相手の学校をケンカのネタにするのは、よくない。もし「自分の養護学校に、何か嫌なことをする」と言われたらどんな気持ちになるか、置き換えをさせました。それは嫌なので、もう言わないといっていました。

 

 →娘には、「言っていることは正しいが、反論できなくらい、兄を追いつめることがいいことかどうか」、訊ねてみました。自分もそうされたらどうかの置き換えを、ここでもいいました。答えは、否。母を思って言ってくれたことには、感謝しました。冷静になれば、兄に、勝ちを譲ってくれる優しさを持っています。

 

自閉症の子が入った兄妹喧嘩は、普通の理屈は通りません。もちろん、兄妹でとことんやってもらうことも必要なのかもしれませんが、独自のルールやいい分があり、子どもだけでの、解決は難しいです。

 

となると、ジョブコーチのように、兄妹と本人の間に入って話の橋渡しをする役割が必要ですね。兄妹喧嘩の場合、それは、母の役目です。その後、双方納得いったようで、一緒にテレビ見てました。よかったです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

就労後の余暇支援のサークルに参加してきた息子。お父さんが送っていったのですが、見ていなくても大丈夫なくらい馴染んでいたそうです。

 

大人の人向けの余暇支援なので、自分のことは、自分でと、自立を求められます。帰りも、1人で駅までいき、電車に乗って帰ってきました。次回から、1人で行ってもらおうと思います。

 

 

追伸

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