障害者の企業就労が難しい訳 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暑かったですね。我が家の子どもたちは、自分の部屋に行くのは、寝る時だけなので、リビングだけエアコンを入れればいいので助かっています。ほぼ、1日中、入れっぱなしになります。

 

日曜日に、実家に行った時に、ホオズキが、きれいに色付いていました。その時の写真です。盛夏の植物ですね。

 

 

その実家で、父に、息子の春実習がうまくいかず、別な特例子会社に、秋実習に行くという話をした時に、こんなことを質問されました。

 

そこで、「なぜ、企業は、もっと障害のある人を雇わないんだ。〇〇(息子)なら、会社で仕事できるだろう」と、言われました。

 

そこで、父に企業の障害者雇用が進まない訳、障害者の企業就労が狭き門だということを、以下のように説明しました。

 

〇企業は、国の定めた障害者雇用促進法により、法定雇用率2%を求められていますが、達成している企業の割合は半分にもならない。

 →法定雇用率を超えていれば、調整金をもらえるのだが、障害者を雇うより、達成できない時には、納付金を払った方がいいという判断をしている企業が多い。

 

〇障害者雇用でも、最低賃金を払うので、企業としては、利益を出してくれる人を雇いたい。1人の求人に、近隣の養護学校から、実習生が10人以上来るので、その中で、一番できた子、会社に合った子が選ばれる

 

〇いい会社、理解のある会社ほど、辞める人がいないので、新規の人を雇わない。

 

〇親会社の雇用人数が増えないと、割合の問題なので、障害者雇用の人数は増えない。

 

〇毎日、会社の通えるだけの体力が必要。立ち仕事が多く、体力勝負な会社が多い。清掃などの仕事は、社員さんが来る前に、掃除を終わらすので、始業時間が早い。生活リズムが整っていないと通えない。

 

〇仕事は、定型発達の人の職場で行うので、コミュニケーションが取れることが条件になることが多いので、発達障害の人は不利。

 

〇まずは、募集している企業が少ないこと、さらに、求められるスキルが、障害があっても、高いことが原因だと思います。「定型発達の新入社員でも、できるかなあ」と、思うような集中力と持続力を求められます。

 

以上が、私の考えた、障害者の企業就労が難しい訳です。父も、納得してくれたようです。息子も、この厳しい条件を乗り越えて、企業就労を実現できるといいと思います。

 

【クスっと、コーナー】

 

明日は、養護学校で、着衣水泳の日です。

 

明日の準備で、水着、水泳帽、ゴーグル、長ズボンを用意するまでは、よかったのですが、息子に、長袖を用意するように言ったら、ヒートテックのハイネック出してきました ( ̄□ ̄;)

 

長袖には、違いないのですが、脱ぎやすい、丸首の薄いシャツに換えてもらいました。

 

追伸

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