他人の立場になって考える難しさ~コンテストの為の作戦会議~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、子どもの日でした。おばあちゃんの家でショウブ湯にいれてもらったり、美味しいお料理を頂きました。

 

あと、実家の玄関に、火事除け、邪気払いで軒菖蒲を、毎年乗せているのですが、今年新発見したことがあります。

 

下から見ていたら、わからなかったのですが、菖蒲だけでなく、ヨモギとカヤ(ススキ)も、一緒に束ねてのせているのだそうです。昔から端午の節句の行事でやっていましたが、知りませんでした。

 

 

息子の通う養護学校では、夏休み明けに、絵画・手芸工作・文芸コンテストがあります。1年生で銅賞、2年生銀賞と、絵画部門で入賞を果たした息子が、卒業の年に、ぜひ金賞を取りたいと今から、張り切っています。

 

どうしたら、金賞がとれるのかの作戦会議を開いてほしいというので、主人と一緒に色々提案しました。

 

息子が描くのは、電車の絵です。それに、妖怪ウォッチやポケモンをコラボさせます。他の絵を描く可能性はありません。

 

去年は、金賞の子との得票数は、1点差でした。金賞は、かわいい女の子と、これまたかわいい動物が一緒に遊んでいるマンガ風のイラストでした。女子受けしたこと、間違いなしです。

 

以上の分析から、息子に、女子受けする、かわいい女の子や動物のイラストを描くように提案したのですが、うんと言いません。

 

「僕は、電車を描きたいから、動物の絵はちょっと・・・」と、乗り気ではありません。

 

「でも、金賞をとりたかったら、女の子の票がもらえるように、女の子の気持ちになって考えないと・・・」と、いったら、「僕、女の子じゃないし・・」と、言われてしまいました。

 

「女の子の気持ちは、男子である自分には、わからない」という息子いい分、もっともです。

 

結局、クラスメイトの女の子や女の先生に、どんなキャラクターや物が好きかを、聞くことにしました。それを、電車と一緒に絵の中に描くのでなく、額縁のデザインとして描くことにしました。

 

相手の気持ちを考え寄り添い、自分の立場と相手の立場を置き換えるということは、自閉症の息子にとって一番難しいことでした。それを、忘れていました。反省です。

 

【クスっと、コーナー】

 

昨日に引き続き、畑仕事を手伝っていた息子。ひまわりの種を植えたり、ソラマメと玉ねぎと、新じゃがの収穫をしました。

 

タオルを上手に頭に巻いて、すっかり農家さんです ( ´艸`)

 

 

追伸

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