1人で作りたい料理を、初めて作りました | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、お雛様でした。雛人形は、出していません。夕飯だけ、簡単にお祝いっぽくしてみました。稲荷寿司桜でんぶのせと、紅白はんぺんのお吸い物に、カツオのたたきサラダです。

 

 

昨日から、息子が企画していた朝食「ハッシュドポテトベーコン焼き」は、こんな感じの出来上がりでした。ちょっと、形は崩れていますが、チーズが沢山入っていて、こんがり、おいしかったです。

 

 

この料理は、息子が1人で作りたい料理を決めて、家にある材料を確認して、初めて1人で作りました。記念すべき、自律への第一歩です。

 

これから、グループホームなり、一人暮らしに備えて、「家にある材料で、自分のご飯を、1人で作る」ということを、出来るようになって欲しいと思っています。

 

いままでは、カレーを作るので、ニンジン、ジャガイモ、豚肉、カレールーなど材料を親が買って来て、それを息子が料理をすることは、出来るようになっていました。レシピ、手順書をみながら作ることも、できるようになりました。

 

でも、それでは、1人暮らしは出来ません。なので、今回は、自分から「ハッシュドポテト」を、作りたいと言い出したので、いいチャンスでした。

 

全部1人で出来ればよかったのですが、途中ちょっと、ひっくり返しがうまくいかなかった時と、フライ返しを未だ使うのに洗い桶に入れてしまった時に、「どうしよう、助けてお母さん」と、ヘルプがきましたが、今回、対応策を教えたので、もう大丈夫だと思います。

 

《1人で料理ができるようになるポイント》 

 ※以下が、親が見ていなくて出来ることが必要だと思います。少しづつ練習しないと急には、出来ませんね。

 

○包丁やスライサー、皮むきなど、刃物が安全に使える

 →子ども用の小さいものある。まな板に目盛りが付いている物あり。但し切れ味の悪い子ども用より、ほどほど切れる女性の手に合ったという小さい方が、危なくない。

 

○電子レンジが使える

 →温める他に、お湯をわかしたり、下ごしらえの時短にもなる。料理をしなくても、レトルトや、冷凍ものなら、温めて1人で食べられるので使えると便利。

 

○コンロで、危なくなく煮炊きができる。

 →鍋やフライパンなどの使い分けのほかに、火に近づきすぎない等。ガスが危なければ、IHコンロも考えるといい。我が家は、タイマー付きで、時間で消えるタイプにしました。

 

○作る料理のレパートリーがある

 →親と一緒に作ったり、学校の調理実習、料理番組、レシピを見るなど、自分の中に、食べたい料理、食べたことのある料理があるといい。

 

○材料の調理方法がわかる

 →ジャガイモの皮むき、芽の取り方、料理に合った切り方、下ゆでや寝かすなど。

 

○買い物が、1人でできる

 →品物を買うために、お金を払うといシステムがわかっている。新鮮な野菜の見分け方や、量と値段の対比など、買い物のスキルがある。

 

上記のことが全部ができないと、料理が始められないわけではありません。できることから始めて、スモールステップして行くときの目標であり、目安です。

 

息子も1人で作れる料理のレパートリーが、もっともっと増えるといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

次回のガイヘルさんとのお出かけが、養護学校の交流会(普通高校との)と、重なってしまった息子。どちらも出たいので、自分から、ガイヘルさんに、「10時でなく、12時からにできますか」と、聞いていました。

 

OKが出たので、集合場所を養護学校最寄り駅改札にするとか、終わりを、1時間半、後ろに下げて17時にするなどの、細かい打ち合わせは、母がしましたが、自分の気持ちを伝えられて偉かったです。

 

 

追伸

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