自閉症の息子と通帳を作りに行きました | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暖かったですね。近所の公園で、梅が花を咲かせていました。風通しが良く、日当たりが良かったからだと思います。ご近所で、一番早い梅ですね。

 

 

今日は、養護学校が半日でした。銀行へ息子の通帳を作りに、学校帰りに駅で待ち合わせました。

 

20才を超えると、自分の子供でも、親が通帳を作ることが難しくなるそうです。本人が書類を記入して、手続きを行わないといけないそうです。だとしたら、今のうちに、郵便局と銀行、それぞれに本人名義の口座を作ろうと思いました。

 

郵便局は、簡保の学資保険に入っている関係で口座があります。今回は、お正月のお年玉を本人に渡して、貯金することにして、銀行に口座を申し込んで、通帳&カードを作ることにしました。

 

待つことが苦手、字もきれいでない、貯金の意味も分からない状態の息子に、どのように銀行口座を作ったかの経過を残しておきます。

 

1)駅近の大手銀行に、まず親が行って、必要な書類をもらってくる。「養護学校に通っていて、障害がある」と説明したら、親の代筆も大丈夫でした。

 

2)証明書類の確認。身分証明書は、写真のあるもの。個人番号カードが、一番いいそうです。写真がないと、2つ身分証が必要になるのだそうです。

 

3)混雑具合を聞いて、空いてる時間をチェックする。14:30過ぎは、毎日混むそうです。

 

4)息子に貯金の仕組みを説明する。すぐ使う予定の無いお金は、ためておくのがいいという話をしました。また、働き出したら、お給料が振り込まれるという話もしました。

 

5)カードの暗証番号4桁を決めてもらう。これも、電話番号や生年月日は、使えないことを説明。

 

6)書類に記入してもらう。失敗すると困るので、書類をコピーして、住所や電話番号を母が記入した見本を作りました。

 

その見本を見ながら、息子に清書してもらいました。原本には、鉛筆で丸囲みをして、記入する欄を、わかりやすくしました。

 

この作業で、実は「フリガナ」欄の書き方がわかっていないことが判明しました。

 

7)銀行へ親子で行く。できるだけ親が口を出さずに、窓口での手続きを息子に、やってもらった。番号札を順番発券機から取ることや、モニターに自分の番号が出て、呼ばれたら窓口へ行くことを教えました。

 

8)窓口のお姉さんの注意も事項もちゃんと聞いていました。最後に、通帳とカードをもらいました。帰りに、ATMで暗証番号が使えるか確認して手続きを終わりました。

 

思ったより、簡単に、口座開設ができてしまって、ちょっと驚いています。悪用されることもありそうなので、「銀行口座は、勝手に作らない。作る必要がでたら、お母さんに伝えて許可をとる」というルールを作りました。

 

自分で、おこづかいと一緒に通帳とカードを保管してもらおうと思ったのですが、息子本人から「心配なので、お母さん持っていてください。お願いします」と、頼まれたので、母保管になりました。

 

自分の口座ができて、息子は、嬉しそうでした。

 

【今日のいいとこ探し】

 

最寄り駅で、小学校の時にお世話になったヘルパーさんと会った息子。

 

ちょうど、同じ電車に、幼稚園の時から一緒の同級生(今、同じ養護学校)が、お母さんと一緒に乗っていたので、その子のことを、ヘルパーさんに教えてあげて、久しぶりに、みんなで再会を喜び合ったというのです。

 

自分のことだけでなく、「同級生にも、会えたらうれしいだろう」と、相手の気持ちを考えて、行動できたことが偉かったです。

 

 

追伸

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