自閉症を知らない人への説明 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暑かったですね。ご近所で、アスパラガスの実がなっているの見つけました。大きさは、パチンコ玉くらい。小さなサクランボの様ですね。

 

 

食べるアスパラガスは、土から生えてきた芽の部分で、それが大きくなるとスギナのような葉っぱが出ます。アスパラガスは、雄株と雌株があります。実がなるのは、雌株のほうです。

 

「自閉症を知らない人へ、特性を説明をするのは、すごく難しいです。どういえば通じるのでしょうか」という相談を受けました。

 

なんでも、知り合いにでなく、初めて会う人に、自閉症の子の大変さ、子育ての大変さを伝えようとした結果、あまりよくわかってもらえなかったとういうのです。

 

私が自閉症を説明するとしたら、以下のような感じだと伝えました。

 

〇自閉症は、発達障害の1つです。発達障害は、他にADHDといわれる注意欠陥多動障害と、LD(学習障害)があります。

 

〇親の育て方でなる後天的な病気ではなく、生まれた時からの脳の機能障害です。

 

〇社会性の問題、創造力の問題、コミュニケーションの3つの問題を抱えています。わかりやすい言葉でいうと、空気がよめなかったり、こだわりが非常に強かったり、優先順位がつけられない。見通しが立てられないなどが、顕著に表れ、日常生活に支障がでます。

 

〇1人1人違う症状を持っています。出来ることと、できないことの差が激しい障害です。

 

〇3つのタイプに大別されます。孤立型は、人とかかわるのが苦手です。受動型は、人から指示されないと行動できません。積極奇異型は、人と関わりたいのですが、その方法がわからず変なコミュニケーションをとってしまいます。

 

〇自閉症は、連続体(スペクトラム)障害なので、定型発達の人と、はっきりと線引きできません。ダウン症の人のように染色体を調べてわかる障害ではないのです。

 

知的障害を伴った自閉症を真っ赤だとするなら、自閉的要素を全く持たない人を、白とします。

 

その間に、知的に遅れのない高機能自閉症やアスペルガー症候群の人は、ピンク色、さらに、診断を受けるか受けないかのグレーゾーンと呼ばれる人たちは、薄いピンク色でしょうか。

 

高機能の人たちは、本人や周りの困り感によって、診断を受けるか、受けないかの選択になるようです。

 

〇自閉症のことを調べて、学んでわかったことは、誰もが多かれ少なかれ、自閉症の特性を持っているということです。私も、自閉症の特性があると自覚しています。

 

苦手なことは、人からの支援を受けたり、情報機器の手助けを借りて、自分の持っている特性を理解して、対応を考えていけば、社会生活を送ることができるのです。

 

以上です。

 

人によって、説明の仕方は変えますが、上記のことを、息子のエピソードを含めながら、話すことが多いですね。

 

いっぺんで理解してもらうのは、なかなか難しいですね。付き合っていくなかで、だんだん理解してもらえるものではないでしょうか。

 

【今日のいいとこ探し】

 

学校が来週から始まるのですが、自分から、髪の毛を切りに行くと言って、朝、美容院へ電話して予約を取っていました。

 

以前は、問い合わせる言葉や、予約した時間を書くメモを作って手伝っていたのですが、もう自分でお店の人と話をして、メモもとっていました。すごい成長です。

 

追伸

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