LADです。今日は、すごく寒かったです。マフラーと手袋を使ってしまいました。秋を通り越して、本当に冬になりましたね。以下、長文です。
学校から帰って来たら、すぐゲーム。宿題をやらずに、夜になり、それでも、ゲームが終れない高学年の高機能のお子さんのお母さんからの相談でした。注意しても、注意してもやめないので、お母さんが困っているというのです。
夜10時過ぎて、お子さんは、眠くなってしまって、寝てしまうそうなのですが、宿題が終っていないので、夜中、お父さんが起こして、宿題をさせるそうです。寝不足に宿題忘れ、両方に困っているというのです。
いままで放課後、お友だちと遊ぶわけではないので、時間を持て余していたので、ゲームで時間がつぶれるのは、よかったのですが、今度は、「ゲームが終れなくなってしまった」そうです。
ゲームは、自閉症の子には、のめり込みやすいアイテムです。また、性質上、楽しくて、終われないように作ってあるものです。その誘惑に勝つには、かなりの覚悟が必要です。
まずは、「交渉」をすることを勧めました。「いまのまま、宿題もやらず、好き放題にゲームをやらせるわけにはいかない。やる時間やルールを決めます。守れなければ、ゲーム機は取り上げて使えなくなります」と、宣言し、交渉しましょう。お父さんの協力も必要ですね。
「宿題をしてから、ゲームをする」というルールにできるといいのですが、このお子さんは、それは、難しいそうで、まずは、時間を守り、その後、宿題をするよう話し合うことにしました。(家に帰ったらゲームをするルーチンが固いのです)
ゲームをやる時間を決めます。親が押し付けて、命令するのでなく、本人と話合い、決めることが重要です。
仮に「2時間」と決めたら、キッチンタイマーなどを使って、終了をわかりやすくします。それでもやめられなかった場合は、「このままゲームを続けると、宿題ができなくて、明日先生に叱れます。お父さんが夜中帰って来て、眠くても起こされて、宿題をします」と、お母さんがいいます。後は、続けるかやめるか、本人に、選択させます。
これでも、ゲームをする方を選んだ場合、「〇月〇日までに、宿題をやってから1日2時間を守れない場合は、ゲーム機は、取り上げて出来なくなります」と、期限を切って予告します(紙などに書いて壁に張り出してもいいです)
期限までに、約束が守れない場合、本当に、ゲーム機を取り上げて出来ないようにします。有言実行です(お父さんが会社へ持っていってしまうくらい本気でやりましょう)子どもは、納得いかないし、抵抗すると思いますが、親が負けないでください。
親は、言ったことは、実行する。時に、「我慢」をしなくてはいけないことがあることを、子どもは、学んでいきます。我が家も、これを実行して、今は、兄妹で、時間を守ってゲームをしています。
これは、押し付けるのでなく「交渉」して、子ども自らどうするか「選ばせる」ことが、ポイントです。自閉症の子は、押し付けるのでなく、自主的に行動させないと受け入れません。
次に、「見通し」を立て、自分が、やらないと、どうなるのか、理解させます。後は、本人に任せて、自分の行動には、「結果」や「責任」がついてくることを学んでもらいましょう。1回ではできないかもしれませんが、将来、仕事につく時に、大事なスキルになります。
それから、反省と我慢の期間を経て、今度ゲーム機を渡す時に、スモールステップで、「宿題をやってから、ゲームを2時間できる」ルールに、かえられるよう「交渉」するといいですね。ルール変更に抵抗があったら、以前のことを思い出してもらい、ルールが守れないなら、ゲーム機は戻らないと説明をして、「見通し」を立ててもらいましょう。
相談のお母さんも、お父さんと協力してやってみると言っていました。うまくいくといいですね。
【クスッと、コーナー】
Amazonで頼んでいた、軽量フライパンが届きました。宅急便で届いた時に、箱の大きさは、50㎝×35㎝、その底に、フライパンが、固定も梱包もされず、こんな風に寂しく入っていました。
これを見た息子が、一言「エコじゃない・・・・」と、つぶやいていました。なかなか見ない風景でした。
追伸
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