校内実習を見学して、考えたこと | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、最高気温25度を超え、夏日に逆戻りでした。空は、秋なんですけどね。

 

 

今日は、息子の養護学校の校内実習の見学会でした。学校の中に、仮想の会社を作り、タイムカードを押して、実際の会社の様に、ほとんど休みなく、仕事をします。教室も別で、先生も担任でなく、別なクラスの先生です。

 

ナイロンたわし制作、ボールペン組立、機械の解体班に分かれていました。

 

息子は、「解体班」で、カラオケの機械などを、ドライバーや工具を使って解体する会社でした。見学に行くと、黙々と、機械を分解していました。ただのドライバーでなく、六角レンチだったりと、結構特殊工具を使っているので、驚きました。

 

わからないことを、担当の先生に聞いたり、解体し終わったら、報告、先生が検査して仕事の出来具合を評価していました。OKが出ると、部品を教室の前に持っていき、解体した数のシールを貼っていきます。仕事の成果が目に見えるので、それはいいと思いました。

 

ただ気になる点がいくつかあったので、明日の連絡帳で聞いてみようと思います。

 

〇ゴムのパッキンを外す仕事があるのですが、全部外さないといけないので、数を確認されます。でも、3個づつ機械を解体するのですが、外したゴムを入れる入れ物、1個です。全部で12個無いといけないのですが、小さいカップに全部入れてしまうので、いちいち、息子は、机に出して数えていました。1つのトレーに4個ずつゴムを入れて、それを3個つなげたジグがあれば、数の間違いは、減ると思いました。

 

〇「わからないことは、自分で判断せずに、先生に聞く」という、ルールがあり、息子は、それができません。1時間見ていても、なかなかその機会に巡り合いません。だとしたら、わざと部品を1個外しておき、不足を作って、質問させる機会をつくればいいと思いました。

 

〇ドライバーの柄が細くて小さいので、力がなかなか入りません。小さいドライバーには、グリップカバーを付けて、持ちやすくすることができるはずです。。自分で使う道具は選んでいいとのことでしたが、息子は、どんなドライバーが使いやすいか知らないので、小さくて細いドライバーを持ってきてしまいます。これも、指導が欲しいですね。

 

〇仕事量の問題があると思います。息子が帰って来てから、「疲れた疲れた」というので、精神的に疲れていたのだと思ったのですが、この解体作業、肉体的にかなりハードです。大きなカラオケの機械は、1個解体するのに、1時間かかります。小さい機械も、1日36個は、多いと思いました。

 

1年生の実習は、まず、職場に慣れることが、目標になると言われていました。でも、上記の内容では、ちょっとハードルが高い実習だと思いました。実習も、あと3日になりました。

 

怪我のないよう、がんばって欲しいですね

 

【クスッと、コーナー】

 

放課後デイサービスから、帰って来た息子。火曜日の家でのお仕事は、コンロ掃除です。

 

母が、料理しているのを見て、「あ、今日は、コンロ熱くて掃除できないから、有給だね」と、言ってきました。

 

五徳を冷やせば、掃除できるので、「有給ではありません。お掃除お願いします」と、やってもらいました。料理してたら、コンロ掃除しないで、いきなり有給って、結構メチャクチャな言い分です(笑)

 

 

追伸

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