養護学校とサポート校に迷う | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、お友達に、20㎝くらいある、すごく大きなスウィートポテトをもらいました。パン屋さんの限定品だそうです。びっくりしました。秋にしか食べられないモノって、結構ありますよね。実は、シイタケが苦手なので、秋のキノコフェアーは、苦手です (x_x;)

 

 

支援級に通う中学1年生のお母さんから、相談をうけました。「養護学校の分教室とサポート校どちらにしたらいいのか」、迷われているそうです。

 

お子さんは、勉強は嫌いではなく、少人数なら勉強もできるそうです。出来るゆえに、迷いがあるのだそうです。

 

まずは、1年生のうちに、親が「行ける学校を全部見て見るといい」とアドバイスしました。どちらかに、今から決めるのでなく、いろいろな学校を見学にいって、説明を聞くと、学校ごとの特色、家からの通学の時間、乗り換えなどの大変さが見えてきます。

 

自分の子どもが「この学校に通ったらどうかな、自分の生活はどうなるのかな?」と、想像しながら見る事が大事です。学校へも、色々質問してみるといいですね。実際に、通っている子が、自分の子とタイプが似ているかも、参考になると思います。

 

卒業後のことを含め、学校生活が、気になるようでしたので、そこをまとめました。

 

《養護学校・分教室》

 

先生も人数が多く、少人数制。特性にあった個々の支援がもらえる。就労を考え、在学中から、実習や就労を意識した授業が多い。就労は、様々なところと、パイプがあります。就労に向けて、体力作りに力をおいている。高卒の資格はなく、養護学校卒になる。給食あり。学費は、県立なので、安くすみます。就学奨励費なども使えます。部活などは、あまりなく、放課後の友だち同士の付き合いもそれほど密ではないです。

 

《サポート校・高校》

 

発達障害と不登校の子が一緒に勉強をする。高卒の資格をとれる。そのために、教育指導要綱に添った授業をする。高校生らしい友達付き合いがある。給食はなく、弁当が多い。学費は、高いところが多い。授業料以外に、修学旅行費(海外)やプラス寄付金などを求められる場合もあるので、注意。就労は、自分で探すことになると思っていた方がいい、専門学校などへ進む子もいる。

 

以上を踏まえて、2年生になったら、お母さんが「ここなら、行かせてもいい。子どもに合ってる」という学校に絞って、本人を連れて見学に行くことを勧めました。本人の「ここがいい。ここは嫌だ」という、意見を大事にしましょう。

 

わが家は、養護学校2校に絞って、本人に感想を聞いたところ、まったく差がなく、乗る電車が違うくらいの認識でした。なので、親が、息子に合っていると思い、親が学校へ行くのに、便利な方の学校に決めました。

 

サポート校を選ぶ場合、金額的なことも、考えることを忘れないように言いました。兄弟児がいる場合、上の子に、どこまでお金をかけても大丈夫かを、家族設計として考えておく必要があります。

 

あと「行かせられない」学校は、決して見に行っては、ダメです。通学が長時間になる。金銭的に無理、内容・環境が厳し過ぎてついていけない等。

 

以前も書きましたが、本人が行きたくなってしまった学校をあきらめさせるのは、大変難しいです。あきらめたとしても、決めて通いはじめた学校が上手くいかなかった場合、文句を言ってくるので、気を付けましょう。

 

最終の方向性を決めるのは、3年生の6月です。そこまでに、気持ちを決めればいいので、お子さんの成長を見守りつつ、じっくり決めていくといいというアドバイスを最後にしました。

 

私も、高等部進学は、本当に悩みました。今現在、息子は、毎日楽しく学校に通っています。決めるまではたいへんでしたが、この選択は、間違っては、いなかったと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が、校内実習で、指にケガをして帰ってきました。解体の作業中に、手袋をするのを忘れてドライバーで怪我をしたそうです。

 

怪我をしたことは、かわいそうなのですが、「作業するときに、手袋を忘れたので、怪我をしちゃった」と、自分で言っていたので、これからは、絶対に忘れないと思います。

 

ちょっと痛いことになりましたが、いい経験だと思います。

 

 

追伸

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