自閉症に農業は向いているか? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、午前中、グリーンカーテンを外し、野菜プランターを片付けて、球根の植え付けをしました。ゴーヤは、まだ何本か残っていました。今年は、秋になってからの方が、良く実がなりました。

 

娘がクロッカスを植え、息子がチューリップを植えました。50球の球根が、きれいに並べられています。なかなか芸術的でした。咲いたところが楽しみです。

 

 

おばあちゃんの家で、落花生の収穫を手伝いました。障害者の農業就労の場もあるというので、息子の手伝いの様子を観察してみました。自閉症の子は、農業に向いているのでしょうか。以下、長文です。

 

まず、おばあちゃんの指示。「畑の落花生を掘ってね。コンテナ持っていって、畝は、クワで起こして、とるんだよ」とのこと。

 

農家で育った母には、わかるのですが、息子は超「???」でした。まず、服装、持ち物は、母の様子を見せて、実際模倣してやってもらいました。お手本が無いと難しいですね。

 

畑へもって行くものを、準備する。クワ、コンテナ等。道具の名前を知らないので、実物を見せて教えました。これは、すぐ名前を覚えました。

 

畑の説明。畝は、落花生が植わっている、盛り上がっている、土の山ことだと説明しました。これは、わかったのですが、「クワで畝をおこす」は、「おこす」=クワを入れて土を持ち上げるというのが、理解してもらえませんでした。

 

「おこす」は、物を起こすのであって、土とは、関係ないと思ってしまったようです。字義通りに物事をとらえる自閉症の特性が出てしまいました。わかる指示を出すのは、難しいですね。

 

落花生を茎からはずすのも、「小さいのは、とらなくていい」と、言ったら、いちいち大きさ確認で母の所へ持ってくるので、「1センチ以上の落花生だけとります」と言ったら、わかったようで、自分1人で作業が出来ました。

 

軍手で作業していたのですが、土がしみてきたら、嫌がっていました。土の湿った感触がいやだったようです。感覚過敏の問題がありますね。

 

時間は、約2時間、4畝を息子と2人で収穫しました。これも、途中で集中力が切れてしまいました。休んだり、違う作業をやらせて、集中力が切れないよう工夫しました。

 

本人は、大変だったようですが、最後まで頑張れました。何かを収穫するというのは、量も見えますし、仕事をした成果を実感するのでいいですね。収穫は、楽しかったようです。

 

以上から、「自閉症の人は、農業に向いているか」ですが、本人の特性によりますが、向いていると考えていいと思います。自閉特性を理解してくれるひとが、指導に当たれば、就労先として、充分考えられると思います。

 

【クスッと、コーナー】

 

車の中で、オリエンタルラジオの「パーフェクトヒューマン」を聞きながら、息子が、替え歌を次々披露してくれました。

 

「相鉄線のパーフェクトライン」や、「逆転裁判のパーフェクト裁判」、「妖怪ウォッチのパーフェクト吹雪ちゃん」など、思わず運転中なのに、大ウケしてしまいました。なかなかのセンスです 

 

追伸

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