自閉症の人とお金の勉強会 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、久しぶりに秋晴れの爽やかな1日でした。明日からは、雨のようですが、これから暑くなることもなく、秋が深まっていくようです。

 

今日は、「自閉症(知的障害ある)の人のお金の話」の勉強会に参加してきました。

 

障害者年金の話から、保険のこと、金銭トラブルまで、様々なお金の話が、実践的に語られて、すごく為になりました。

 

親が元気なうちに出来るのは、障害者年金をもらえるように、きちっと診断書の書ける先生を探し、手続きをすること。

 

うちの子、これはできるからと、安易に書くのでなく、もし2週間家族旅行で、父も母も兄妹もいなかったら、息子は、餓死せず、1人で暮らせるかの観点で書くのです。「単身でできる」というのは、そういう事です。なるほどと思いました。

 

金銭管理は、自分のもらったお金でどう生活するかという事。親の方が先に死んでしまうので、ゆくゆくは、実家でなく、グループホームなどに入ります。だとしたら、その金銭管理は、グループホームに入ったつもりで、家に「食事・光熱費」を入れさせることが、将来に向けて大事な一歩だそうです。

 

計算能力が高くても、金銭感覚が出来ているとは限りません。以下のことを、きちっと子供に身につけもらわないとダメだそうです。家でも、がんばってみようと思いました。

 

〇仕事の対価で、お金がもらえる。お金の有限性の理解(収入)

 

〇生活にかかるお金の理解、高い安いの妥当な感覚(支出)

 

〇我慢の感覚を養う、計画的な買い物と衝動的な買い物の優先順位

 

成年後見については、親族より、外部の弁護士などのほうがいい。今注目は、法人後見で、日ごろの生活は、支援員さんが、法的なことは、法人の弁護士さんが、請け負うのだそうです。こうすることで、亡くなる最後まで、きちっと後見してもらえますね。

 

もっと、もっと色々為になる話をしてもらいました。また、機会があれば、ブログにも書こうと思います。

 

勉強会後、障害者就労のカフェとリサイクルショップへ行きました。ランチの、白身魚のムニエルは、540円という値段と思えないほど、おいしかったです。厨房、レジ、ウェイターさん総勢6名のかたが、生き生きお仕事されていました。

 

 

【今日のいいとこ探し】

 

療育で、掃除の実習をした息子。雑巾のかけ方を自分で工夫したようです。なんでも、片手で雑巾をかけながら、自分の足が、雑巾の跡を踏まないようにしたそうです。濡れた所を、踏みたくなかっただけかもしれませんが、きちっと拭けていたので、問題なかったそうです。

 

端まで拭くことや、物が置いてあったら、どかして拭くことなど、細かい点は、1度注意して教えてもらえば、ちゃんと作業ができたそうです。就労に結び付くことなので、きちっとできて偉かったです。

 

 

追伸

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