日々の生活に戻る大切さ。 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。明日から、自閉症の親の会のキャンプです。まだ、準備が全部終わっていません。明日、朝、早いので、もう寝たいのですが・・・準備不足で、ダメですね (>_<)


津久井やまゆり園の事件の続報が、テレビで流れつづけています。100人近くの利用者さんが、現場検証の続く中、体育館などで生活を続けているそうです。


それを聞いた知人が「なぜ家族なのに、家に引き取らないのか、わからない」と、言ってきました。


実際には、家に帰った方も、15名ほどいるそうですが、ほとんどの方が、不便ですがそのまま、やまゆり園で生活をしているのは、なぜでしょうか。「私の考えだけど」と、前置きをして説明しました。


○ご高齢の利用者の場合、ご家族がもういらっしゃらないので、やまゆり園以外、帰る場所、家がない。


○入所生活が長くなり、自分にあった支援をもらい、落ち着く環境であるため、やまゆり園を自分の家と考えていて、離れたがらない(自閉症の人など、特にこだわりがあると思いまます)


○家に連れて帰ると、家族の生活が成り立たない。行動障害があったり、医療ケアがあるなど、専門的な支援の受けられる場所でないと、生活が難しく、家族の負担が大きい場合など。


ニュースでは、少ししか取り上げられませんでしたが、やまゆり園では、事件の直後から、なるべく普段の生活に戻ることを意識して、慣れている職員の方が、いつも通りの活動内容を出来るだけ、利用者さんに提供しようと努力したそうです。


自閉症の人は、ハプニングやイレギュラーな出来事など、強いストレスにさらされた時に、普段からやっている作業や、ルーチンの活動をさせてもらえると、落ち着くことが出来るという特性があります。


まわりが心配して、あれこれ話しかけたり、良かれと思って普段と違うことをやらせようとすると、それは、自閉症の方をかえって不安にさせます。


やまゆり園で生活する皆さんが、日々の穏やかな生活に1日も早くもどれることを、お祈りします。


【今日のいいとこ探し】


今日は、娘のことです。いつもは、兄妹ケンカばかりしているのですが、「お兄ちゃんの好きな吹雪姫の切り絵を作ってあげる」と言って、下絵を書きをして、デザインカッターで切り抜いて作りました。なかなかの力作です。


吹雪ちゃんの切り絵



追伸

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