負のルーチンにおちいる | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昼間から頭痛に悩まされています。この時間になってもおさまらないので、早めに寝ようと思います。


小学生のお子さんをお持ちのお母さんから、相談を受けたこと。それは、負のルーチンのことでした。


兄弟げんかや、叱られたあとに、テンションが一気に上がってしまい、自分で落ち着けなくなってしまうのだそうです。気持ちのコントロールができなくなり、叫んだり、暴れて、物を壊したりしてしまうそうです。


その時の気持ちの収めかたとして、お母さんに、叩いてもらわないと、終われないのだそうです。叩かれることで、気持ちの切り替えをする「負のルーチン」が出来上がってしまっているので、母親としてとてもつらいそうです。


問題行動ですが、それは、お子さんからのSOSでもあります。


お医者さんからは、投薬をすすめられて、気持ちが高ぶってしまった時に、頓服で薬を飲んでいるとのことでした。薬が効くまで時間がかかるので、気持ちが高ぶる前、兆候が出た時に、薬が飲めるように練習しているそうです。


私がしたアドバイスは、お子さんが、お母さんの気持ちを自分に向けたいと思っているようなので、不適切な行動や言動は、「お母さんは、その行動を認めない、やることは嫌だ」ということを伝えて、無視することをすすめました。


早く、落ち着かせようと声をかけたり、叱ったりすることが、かえって刺激になっている可能性が高いのです。


望ましい行動をした時には、褒めて、何がよかったかを具体的に、本人のわかる言葉で伝えます。

あと、叩く以外に、カウントダウンするとか、握手をするなど、違う行動で終わりの合図を送ることを提案しました。叩くあとに、その行動をつけて、終わりにする。やがて、叩く行動でなく、その行動が、終わりの合図になります。


それから、怒っている、暴走している子どもの気持ちに、名前をつける、「イライラ」、「プンプン」など、名前が付くことで、自分の気持ちを認めて、セーブすることにつながります。


どれも、すぐに効果の出るものではないですが、じっくり取り組んでいくことで、必ず変化が出てくるはずです。相談のお子さんも、少しづつ落ち着いてくれるといいですね。


【今日のいいとこ探し】


大好きな電車のDVD「ラストランシリーズ」の絵です。以前は、白黒のモノトーンで描くことが多かったのですが、学校で、「もっときれいに色つけするといい」と、アドバイスをもらって、カラフルになりました。この方が、素敵ですね。


息子のコレクション



追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村