自閉症の息子なりのお礼の気持ちを表す | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。雨の中、ご近所のブドウがすっかり大きくなっていました。お庭の塀沿いなのですが、毎年、沢山、実がなります。


ブドウ


来月で、体操教室を辞めて、トレーニングジムへ通うことになる息子。最後の日に、お世話になったコーチに、お礼のお菓子折りを買い、みんなの前で、お別れの言葉をいいたいと、言っていました。

夕飯後に、「準備をしなきゃ」といって、突然、お別れのメッセージを書きはじめました。


内容は、2歳のベビー教室の頃から、通い始めたこと、高校生になるまで通えて、楽しかったこと、コーチへのお礼と、見かけたら声をかけてほしい旨が、文章は、ちょっと変ですが、息子なりの言葉で書いてありました。


お別れのメッセージ

ここまでのことを、文書に出来ると思わなかったです。(みんなの前で読めるかどうか、コーチに確認しないといけないですね)


毎年、学校のクラスメイト、担任の先生、クラスの場所や通う学校がは、かわります。でも、体操教室は、いつもそこにあり、コーチも入れ替えはは有りますが、同じコーチが見守ってくださっていたので、安心して通えたのだと思います。


進級テストに落ちるのが嫌で、いきたがらない時期もありましたが、体を動かすことが楽しくなってからは、本当に熱心に通っていました。


中学の支援級では、一人だけ高い鉄棒で逆上がりが出来るので、見本演技をしたり、交流級でも、7段跳び箱の演技で、みんから拍手喝さいを受けたりしました。


自閉症や知的障害というハンディがある中で、みんから、褒めてもらえて、賞賛してもらえたことは、自信にもつながる貴重な経験だったのだと思います。


10年以上続けた体操教室、本当に、息子にとって大切な居場所だったことが分かりました。来月、お別れは、母が泣いてしまいそうです。


【今日のいいとこ探し】


テスト勉強中、iPodを、聞きながら勉強する娘。思わず、歌ってしまうのですが、なにぶん音痴なので、それが許せない息子とのケンカが絶えなくて、困っていました。


ところが、昨日、娘が歌っているにもかかわらず、絶対音感のある息子が、同じテーブルで平気で、電車の絵を描いているではありませんか。びっくりです  (@ ̄Д ̄@;)


よくよく見たら、息子もiPod聞いていました。ケンカしてもめるより、自分の好きな音楽で、嫌いな音を上手にシャットダウンできて、偉かったです。


追伸

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