LADです。梅雨のさ中なのに、今日は、暑かったですね。全国的に、最高気温が30度を超えたところもあったそうです。
今日は、お子さんに自立登校をさせたいのだけれど、本人の不安が強くて、なかなかできないというお母さんからの相談です。養護学校の高等部のお子さんです。
今まで積んできたスキルで、道に急に飛び出したり、奇声をあげる、他人の敷地に入るなどの問題行動は、ありません。横断歩道も、信号に従って、渡ることが出来ます。
当座は、最寄り駅から学校までの徒歩1キロメートルを、一人であることを目標にするそうです。
スモールステップで行うことが基本です。こんな提案をしてみました。我が家の息子も、小学校の時に、かなり時間をかけてやりました。
1)母と歩く時に、子どもに前を歩かせる。交差点や、横断歩道を渡るタイミングを子どもに任せる。ついつい親が子どもの前を歩いて、コントロールしている場合が多いです。
→危険の判断を子どもに任せる。これが出来ないと、自立登校は、難しいです。
2)正門についたら、「お母さんは、ここまで、1人で歩いて行ってください。先生が下駄箱で待っています」と、声がけして、見送ります。先生が顔を見せてくれると、なおいいですね。
→子どもの不安を汲み取り、子どもが見えなくなるまで、その場に居てあげてください。
3)正門から、学校の見える道路まで、その道路から、最初の曲がり角まで、と、徐々に距離を伸ばしていきます。本人が不安がった時は、無理をしてはいけません。
→距離を伸ばす前に、「来週から、ここの曲がり角で、さよならするね」と、予告しておきましょう。いきなりでは、負担が大きいです。予告が大切ですね。
4)困った時に、ヘルプが出せるようにしておく。高校生ですから、携帯電話で、母、学校へ電話できるように練習しておく。
→その子のスキルに合わせて、スマフォ、携帯、キッズ携帯などの機種を選ぶ。キッズ携帯などは、ボタンを押すだけで、親につながります。
5)アクシデント、災害があった時、どうするかを、訓練、約束事を決めておく。
→登下校の道のりの、本人の理解できる目印(コンビニや、道路など)を決めて、帰り道で何かあった時、学校に近ければ、学校へ戻り、目印を越えていれば、家に帰って来るを、理解させます。
→大人や、駅員さんを頼る。本人が、話しかけられなければ、「お助けカード」を用意しましょう。困った時に、手渡せばいいだけにします。親、学校の連絡先や、「長い会話をするのが難しいです。短く、簡単に話してください」などと、本人の特性を書いておきます
以上のことを、学校の先生と、本人と話合いながら、徐々に進めていくことを提案しました。すぐ、できることでなく、半年、1年、もっとかかることを念頭に、安全に、本人に負担なく、自立登校を目指せるといいですね。
【今日のいいとこ探し】
学校から、息子が、「今週の目標」の、ポスターを持って帰ってきて、色付けしていました。1人づつ持ち回りで考えて、教室へ掲示するそうです。
暑くなってきたので、熱中症予防で、持って来ていい飲み物と、ダメな飲み物の絵を描いたそうです。分かりやすいし、なかなかセンスがいいですね。
追伸
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