仕事の対価として、お金の価値を教える方法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、養護学校の広報委員会の定例会でした。7月号の初稿が出来上がってきて、作業をしました。冊子の形になると、出来上がりの姿が見れていいですね。


同じ広報委員のお母さんから、子どもに、「仕事の対価として、お金の価値を教えたい」が、どういう方法がいいかと、相談を受けました。


「仕事をしたら、お金がもらえる」、これを、分かりやすくする為に、わが家では、以下の様なトークン表を作りました。以下、長文です。


トークン表

一番上に、当時、息子の欲しかった「Bトレイン」という、おもちゃの写真が貼ってあり、値段が書いてあります。大事なのは、欲しいものが、具体的に子どもの理解できる(イメージしやすい)ものであること。


「2000円、貯めようね」では、お金の価値がわからないと、モチベーションがあがりません。なので、具体的に、子ども欲しいおもちゃだったり、食べたいマックのハッピーセットなどがいいですね。


最初は、5種類用意したお手伝いの中から、自分のやりたいものを選ばせていました。1回50円です。


ちょっと単価的に、高すぎるのですが、10円では、なかなかたまらず、欲しいものが、いつまでたっても買えないと仕事をやる意欲が失われてしまいます。


「50円」と書いたシールを貼っていき、表のここまで来たら、1200円たまって、おもちゃが買えます。というのを、視覚的に、したのが、上記の写真のトークン表です。


これを繰り返すことで、お金(お給料)をもらうためには、仕事することが、必要だということが、子どもに理解できるようになります。


これが、慣れて来ると、100円あると何が買えるのか、1000円あれば、何か買えるかが、わかるようになります。安くて、


お金がすぐ溜るものから、だんだん値段が高く、お金が溜りづらい物へと、スモールステップしていきます。


次の段階として、1か月間連続して、毎日やる仕事を決めます。家の中の、子どもの役割分担ですね。


我が家だと、夕飯の食器洗い、トイレ掃除などになります。きちっと、毎日、やっているかを、親が確認していて、出来なかったり、忘れたら、そればペナルティで、お給料から引きます。疑似就労という感じですね。


毎月1日に、お給料を、お父さんからもらいます。それを、お小遣い帳につけて、います。お金の管理を自分で出来るようになる練習ですね。


相談してきたお母さんも、娘さんにあった、トークン表を作ってみるといってくださいました。


「働いた対価に、お給料がでる」これがわかっているということが、就労に結び付くはずです。大事なことですね。


【クスッと、コーナー】


楽しみにしていた、日曜日のキャンプボラさんとのお出かけが、ボラさんの都合で中止になりました。非常にがっかりした息子から出た言葉が、


Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン


「今までの苦労が、水の泡だ~!!」  


アニメのヒーローが、ショックを受ける場面で、よく言うセリフですね。


使い方が、間違っていますが、それだけショックだったということですね ( ´艸`)



追伸

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