自閉症の人が減らない理由 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、暑いくらいでしたね。以下、長文です。


家の前で夕方、巣立ったばかりのシジュウカラ(小さい野鳥)が、ヒナ5羽、両親2羽で盛んに鳴きあっていました。巣立ちの時期なんですね。


シジュウカラ幼鳥


羽の色が黄緑で、跳び方が凄く下手。ピィーピィー、親を呼びながら、フラフラ飛びます。人を怖がらず、うちのポストの横に止まりにきていました。しかし、一番危ない時期でもあります。早速、カラスに目をつけられてしまいました。


カラス


どこからともなくやって来たカラスが、親鳥の横に、陣取ります。親鳥は警戒の泣き声をだしたので、ヒナたちは、最初は黙って、軒先や、木立に隠れていました。親鳥は、カラスの周りで、鳴きながら、注意を自分たちにむかせようと必死です。


ただ、静寂に耐えられなかったヒナが一羽、飛びだしてしまいました。カラスは、それを見逃しません。飛びたって、追いかけてきました。


父鳥と母鳥がカラスの後を追いかけて、何とか、子どもから目をそらそうとしていました。そのまま、遠くに飛んで行ってしまったので、結末は、分かりません。


かわいそうですが、弱肉強食の世界です。カラスだって、餌を食べないと死んでしまいます。カラスも、子育て時期ですので、必死だったのだと思います。


うっかり者や忍耐の無い個体が犠牲になります。成鳥になれるのは、知恵が働き、集中力がある、生命力豊かな個体です。そういう個体が、ペアを組み、優秀な遺伝子を次の世代に伝えていくのです。


ところで、自閉症の人は、どうして減らないのでしょうか。人類の進化において、自閉症やADHDが必要のない資質であれば、淘汰されて、人数がどんどん減って行ってしまうはずです。


でも、一定数の自閉症の人が生まれ続ける理由が、私は何かあると思うのです。


私の考えなのですが、人類の歴史の中で、偉人と呼ばれる人の中に、沢山の自閉症スペクトラムの方がいたと思うのです。


レオナルド・ダビィンチや、エジソンなどの発明家、ダリやゴッホといった芸術家、近年では、ビル・ゲイツやスティーブジョブズといった、クリエイターの人々、凡人がもっていない、発想力や、想像力、超のつく忍耐力や行動力で、人類の発展に貢献しました。


いい方向に、自閉症スペクトラムの特性が出たケースだと思います。


一般の生活にも、職人や玄人と呼ばれる、1ミリ単位の誤差も許さない、匠の職人さんがいます。口下手で、不愛想。自己中な人でも、仕事がきちっと出来れていれば、受け入れられる社会の広さ(豊かさ)があるので、自閉症の人は、いなくならないのだと思います。


ふと、シジュウカラとカラスを見ながら、自閉症の人が減らない理由を考えてみました。


【クスッと、コーナー】


妹に、自分の録画時間(136時間中125時間は、息子の録画)を棚に上げて、「もう録画できないから、テレビを見るな」的な発言をしたので、テレビのことで、お父さんに怒られた息子。


平謝りに、謝って、なんとか、録画を消さず、テレビを見ることを許してもらいました。でも、バツが悪かったのか、テレビを消して、急にプラレールカバーをお父さんに、作ってくれるようお願いしてました。お父さんの御機嫌とりですね。


プラレールカバーを作って欲しいのですが、またもや、「僕、プラレールカバー作りたいんだよね」という、上から目線というか、ぼやき(独り言)になってしまいました。


主人にも、「お父さん、プラレールカバーを作ってください。お願いします」だろと、突っ込まれてました。この間と同じですね。



追伸

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