自閉症は、能力の障害でなく意欲の障害 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、爽やかないいお天気でしたね。布団干し、表札のニス塗り、窓ガラス拭きなど、忙しくてほってあった家まわりのことをまとめてしました。スッキリしました。


布団干し


昨日の勉強会の続きです。40年以上も自閉症の方と過ごしてきた講師の先生の言葉。


自閉症は、能力の障害でなく、意欲の障害である。


自分の意思で選んで行動した場合は、持っている力を100%発揮できるが、無理やりやらせたことは、身に付かないし、成果が出ないという特性をもっていると言うお話でした。


例としては、逃げる時の足のは速さがあれば、運動会の徒競走で1番になれるはずだが、そうはならない。自分に必要だと思って、学ぶことは、独学でも、かなり細かいことまで学べるが、いやいややらされた勉強は、身に付かない等。


自閉症の人は、馬力があるスポーツカーだが、エンジンを自分でかけないとただの大きな鉄の塊だとも先生は、お話ししていました。


親や、周りの人が、環境を整え、自閉症の人が自分の意思で、選んで行動できるようにすることが大事です。


自閉症の人が、自分から選び、動けるようになるには、まず自閉症の人の考えを受け入れ、信じて接することが必要だそうです。「あなたは、出来る人です。だから、私は、待っています」という姿勢ですね。


自閉症の独特なルールからくるものをまずは、肯定的に受け入れ、その後正しいルールやこちらが望むものを具体的に示すことがポイントになるそうです。


本人には、障害があっても、行動には、責任と義務があり、それを果たして自由が得られるということを、じっくり教えていく必要があるそうです。我慢したり、途中で投げ出さないということですね。


息子も、もう高等部の年齢です。だいぶ責任感も出てきました。就労に向けて、もっと自分で行動できるように支えていきたいと思います。


【今日のいいとこ探し】


学校へ持って行っている歯磨きセット。週末持ち帰るのですが、その中の「歯磨き粉が無くなってしまったので、入れてください」と、普段使いの大きなチューブと、学校用の小さいチューブをもって、母の所へ来ました。


無くなったことを、教えてくれたことも偉いし、足すのに必要な元の大きな歯磨き粉チューブを持ってきたこともすごいですね。ちゃんと、関係が分かっているようでした。



追伸

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