子どもの特性を、学校が理解をしれくれない場合 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所のお庭に、白いおしゃれな花が咲いていました。調べたら、アメリカシャクナゲという花でした。


amerika


小学校のお母さんからの相談で、子どもの特性を学校が理解してくれなくて、支援がもらえず、困っていると相談を受けました。


落ち着きがなく、クラスメイト(特に女子)と、うまくコミュニケーションのとれない普通級在籍の女の子で、親としては、何とかしてあげたいと思うのに、担任は、相談しても、勉強はできている、大丈夫と言って取り合ってくれなかったそうです。


診断が出てからは、幾分か、親の意見を取り入れてくれるようになったのだが、普段の教室での特性からくる困り感には、救いの手を差し伸べてくれない。今後の進路のことも、相談に乗ってもらえず困っているというのです。


担任の先生に、専門的な知識がなく、学級運営として問題が無ければ、支援をしてくれない典型ですね。受動型や、孤立型の子で、他の子や、授業を邪魔しないタイプだと、ほっておかれてしまうんですね。


この場合、学校の中の資源として、コーディネーターの先生や、相談室、スクールカウンセラーなどの先生に相談を入れて、専門家から、担任に、障害特性や子どもに必要な支援をアドバイスしてもらうといいですね。


また、外部の療育先の専門家の意見書や、医者の診断書や意見書も提出すると、先生も親の意見を聞き入れやすくなりますね。


次に、進路(中学)のことは、市の教育委員会の相談室を利用するといいです。小学校入学の時と同じで、中学校入学の時も、就学相談を受けることが出来ます。


早めに相談することで、事前に中学校の下見をさせてもらえたり、入学時の担任の先生の配慮(発達障害の生徒を担当したことがある先生を担任にする)、小学校の時に、いじめにあった等で、一緒のクラスにして欲しくない生徒と離してもらえるなど、様々な配慮をしてもらえます。


まったく、中学校の様子がわからないまま、入学させるのでなく、親も子も心構えがあって入学できるとスタートが違いますね。


こちらから、先生に子どものことを情報提供しましょう。普通級だと連絡帳などはないと思いますが、手紙を先生に書いたり、個人面談を申し込んだり、放課後、電話で先生と話すのもいいですね。


あと、どんなに担任がやってくれなくても、校長先生や教育委員会の方には、「40人のクラス運営をしながら、手のかかる自分の家の子を見るのは、○○先生も、たいへんなのだと思います。本当にお世話になっています」と、先生の大変さをアピールしましょう。


担任の先生とは、どんなにダメでも、3月までは、一緒です。なら、やってくれない、理解してくれないというよりは、味方につけて、理解者になってもらうほうがいいですね。


特性や、こちら側のニーズが分からないから、支援をしてくれないのです。親から歩み寄ることも大事だと、アドバイスをしました。落ち着いて、楽しく学校生活がおくれるようになるといいですね。


【今日のいいとこ探し】


友人を家に招いてランチをすると言ったら、リビングの本をきちっと全部片付けてくれました。


お願いをすれば、きちっと片付けてくれるんですが、お願いしないと、全部、リビングに置いておくんですよね (^_^;)



追伸

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