自閉症の人が使う身近なテクノロジー | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、暖かったですね。勉強会へ行く途中の桜の木に、もう花がいくつも咲いていました。卒業式、入学式に桜の花がないことになりそうですね。心配です。


桜の花


今日は、自閉症の人が使いやすい、コミュニケーションツールとしての身近な支援機器の実践紹介の勉強会へ参加してきました。


以前であれば、超高額のVOCA(ボッカ)など、障害の人専用の機器を使うことが多かったのですが、今は、スマフォに、iPadなど、家電店で、簡単に手に入る支援器が便利だそうです。


「あるテク」 = 身近ににあるテクノロジーのことを、言うそうです。例えば、いろいろ苦手なこともありますが、以下のような支援機器で置き換えられるそうです。


読み → 読み上げソフト、電子書籍、拡大ソフト等


書き → 手書き入力、キーボード、音声入力ソフト


計算 → 電卓


感覚 → ノイズキャウンセリングヘッドフォン、カラーフィルター


学校でも、教科書の拡大版資料を、iPadで、見る。板書が苦手なら、カメラ機能で写真撮らせてもらうなど、様々可能性があります。


読み、書き、そろばんは、学習の手段であり、目的ではない。子どもが理解するためには、定型発達の子と同じ勉強の仕方でなくていいということは、目からウロコでした。


学校の先生に、支援機器の持ち込みを認めさせるには、先に、了解を取らない方がいいそうです。


まず「ダメ」というので、とにかく、家で練習して、使えるようにして、宿題でやって見せたり、家での成果をを報告しながら、期が熟したらいきなりやって見せて、成果があることを、先生たち見せることで、拒否感を少なくすることができるそうです。


卒業まで、あと1か月半なので、わが家はできそうにありませんが、まずきちっと家で身につけさせることが大事ですね。


またタブレットの成功事例が沢山のっている、東京大学先端技術センター「まほうのプロジェクト」を、教えてもらいました。これを、学校の先生や、教育員会へお知らせしようと思いました。とても、勉強になりました。


【今日のいいとこ探し】


以前から頼まれていた、自分の撮った電車の写真での、カレンダー作りを、お父さんとやった息子。12ヶ月分、好きに選んでもらったのですが、いい感じに出来がりました。


電車カレンダー


まるで、売り物のようです。写真のセンスいいですね。



追伸

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