蹴り・噛みつきなどの他害行動の対応策 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、久しぶりに、小学校の支援級で一緒だったお母さんとランチをしました。今は、別の地域の中学校に行っています。


前から、行きたかった、喫茶店でランチしました。セットのサラダが、15種類の野菜を使っていてお得感があります。


ランチのサラダ


色々お互いの中学校のことを話す中で、中学校に入ってから、蹴りや突き飛ばしが酷くなってしまったお子さんの話が出ました。言葉が流暢に出るお子さんではないので、コミュニケーションの誤学習だと思われました。


拒否や我慢を、小学校のうちに学んでこれなかった結果ですね。体が大きくなり、思春期で自我も出てきています。言葉で、コミュニケーションが取れないので、蹴る・噛むなどの、威力の強い行動に出ます。


自分のやりたくないことをさせられた時に、言葉で、拒否や「やりたくない」ということを伝えられないので、先生を蹴るという行動に出ます。そこで、大騒ぎになり、やりたくないことが中断もしくは、中止されます。


その子にとっては、「人を蹴る」と自分のやりたくないことを、やらなくてよくなるわけです。じゃあ、次からも人を蹴って拒否しようと思うわけです。誤学習です。


蹴られても、やることはやらせる。蹴られて痛い時でも、大騒ぎしない。冷静に、「蹴りません、やりたくないなら、嫌ですと、先生に言ってください」と、指導しましょう。言葉が無いなら、手で×を出すなどの、サインでも構いません。他害行動では、その子に、メリットが無いようにするといいですね。


あと、記録を取ります。蹴る前に、どんな活動をしていたのか、関わっていた先生、生徒はだれか。場所、気温なども、記録を取ると、その子がどんな時に、蹴るという行動に出るか、見えてきます。


蹴るという行動の後の、周りの対応も記録します。蹴ったことによって、メリットを与えられていないか検証します。


記録すると、問題点が見えてくると思います。特定の先生がダメなら、担任をかえる。1時間目に多いなら、1時間目を体育にして、ストレスを発散させる。給食前、お腹が空いている時なら、「あと30分したら、給食を食べられるよ」と、見通しを立ててあげると、我慢できるようになると思います。


蹴る以外の方法で、自分の要求や拒否が、言葉でなくてもサインでもいいので、伝えられるようになると、他害は減ると思います。


そのお子さんをよく観察して、その子が理解できるように、環境を整える必要がありますね。相談のお子さんが、落ち着いて学校生活をおくれるようになるといいなあと思いました。


【今日のいいとこ探し】


今日は、私の話です。梅と鶏肉の和風パスタを頼んだら、なんと嫌いな「シイタケ」がテンコ盛りに入っていました。


以前なら残すところですが、大人の対応で食べてみました。美味しくはないのですが、食べられるものですね。


私も大人になりました   (#⌒∇⌒#)ゞ



追伸

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