障害者雇用率が1割を超える会社を見学 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、冷たい雨でしたね。そんな中、親の会で、会社見学に行ってきました。1つは、スワンベーカリーさんといって、障害者の方の働くパン屋さんです。


イートインスペースがある店舗だったので、会員の皆さんで、お店で買ったパンに、飲み物付きのサラダセットを付けて頂きました。サラダには、柿やハムも入って、野菜の種類も豊富で食べごたえありました。


カレーパンとコロッケパンのお総菜パンに、リンゴのデニッシュをチョイスしたのですが、どれもとても美味しかったです。


スワンベーカリーランチ


もう一つの会社は、自閉症や知的障害の方を多数雇っている、A型就労の会社でした。勤続約20年になる方もいて、雇用率が1割を超えています。これは、すごいことですね。


ドライフルーツや珍味を扱う会社で、様々な部署に配属され、計量、袋詰め、シーラー作業から、伝票や注文票入力のパソコン業務、来客へのお茶出しなど、様々な仕事を任されていました。


1つの仕事だけをするのでなく、様々な仕事を体験、会得して、その中から、本人の特性に合った仕事をメインに任せられるようになって行くそうです。


最初から、仕事ができたわけでなく、パニックがあったり、失敗が沢山あったそうです。でも「繰り返し教えることで、覚えていきましたよ」と、おっしゃっていました。


障害特性だからと、甘やかすわけではなく、時に厳しく規則を教え、でも、特性には理解を示し、根気よく、指導を心掛けているのがわかりました。


社長さんのポリシーで、伝票や指示書の漢字に「るび」は、ふらないそうです。支援をしないのでなく、将来的に、社会へ出た時には、「るび」の無い世界になるわけです。「その時に、困らないように、わからないことは、一つ一つ教えていくから、大丈夫です」と、言われていました。一理ありますね。


「褒めると喜ぶんですよ」と、ニコニコしながら、障害のある方と一緒に作業している方が、印象深い事を言っていました



「○○君(障害のある人)が休むと、私たちが困っちゃうのよね」


これは、障害のある人の仕事が早く、正確で、その人しか出来ない仕事をしているという事です。障害があっても、責任のある仕事を任されているということです。


だから、障害のある人達みんなが、生き生きと仕事をしていました。素敵な職場ですね。


あと、、「自閉症の人は、一度教えると、正確にきちっと出来るし、真面目でさぼりません。また、人とトラブルを起こさないので助かります」と、担当の方が、言われていました。


それを引き継いで、社長さんが、「自閉症の親の会だからというわけではありませんが、出来たら全員自閉症がいいねと、僕は、思います」と、言われていました。


自閉症の特性を評価していただいた気がします。私たちの子ども達も、こういう理解のある職場で働けたらいいなあと思いました。とても、参考になった会社見学でした。


【今日のいいとこ探し】


左の親指のさかむけを無理にはがして、ヒョウソウにしてしまった息子。痛かったのか、自分で傷薬を塗ったそうです。


今まで、塗り薬は、嫌がって、自分では塗りませんでした。ずいぶん成長しました。

ただし、あまりにも痛そうなので、傷薬に加え、抗生剤の入ったクリームを母が塗りました。ひどくならないといいのですが・・・・・



追伸

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