普通級での中学校の支援 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、すごくいいお天気でしたね。珍しい色のガクアジサイと、初夏の花、ホタルブクロを見つけました。2種類ともかわいいですね。


自閉症スペクトラムの窓-ガクアジサイ   自閉症スペクトラムの窓-ホタルブクロ

就学相談を受けて、中学校進学した発達障害の子のお母さんからの相談でした。本人からのSOSは、なかったのですが、教室での離席、立ちあがっての不規則発言を、先生にかなり厳しく指導されていたそうです。心配したお友達からの情報で、息子さんの様子がわかったそうです。


普通級在籍で、診断かでているなら、小学校なら、担任が理解して、支援すればいいのですが、中学校では、教科別に教師がかわるので、担任だけでは、対応が難しいようです。


担任は、朝と帰りの会、自分の教えている教科の時の子どもの様子しかわかりません。


まずは、担任とコーディネーター(特別支援担当の学校内外の支援調整をする先生、必ず学校に1人置くことを決められています)に連絡をとり、現状把握することを勧めました。


本人には、なぜ離席するのか、何故落ち着かないのかを確認してもらうことにしました。


こちらからの推測だと、以下のような原因が考えられました。まだ聞き取り中なので、わかりませんが、原因によっては、いじめや学級崩壊の因子にさせらてしまう可能性があるので、注意が必要です。


※ →は、対応


●窓際の席で、外が気になってしまう

 →廊下側や、先生の教卓の前の刺激の入りにくい席にしてもらう


●勉強が、難しくて、わからない。簡単すぎて、つまらない。

 →あまりにも飛びぬけて出来ない事があるならLD(学習障害)も視野に入れる必要がある

 →塾などで予習をするので、余裕がある。わかっているなら、席についてやれることを提示する


●特定の教科、先生の時だけ落ち着かない

 →その担当の先生の接し方がよくないのかもしれないので、確認。LDの件も要確認。


●席の周りに、刺激を与える人物がいる(ワザと、声掛けやつつくなどで落ち着かないよう仕向ける)

 →興奮しやすい子を、ワザと騒ぐように仕向けて、授業中断をさせるような子もいるので注意


以上のことを、確認して、各教科担任と連携して行くために、ケース会議を開いてもらうことになります。


先生へは、息子さんの障害特性、指導の仕方を理解してもらうようにします。息子さんへも、授業を受ける態度、気持ちが高揚してしまった時の対応策を教えるなど、学校と家庭で連携していくとが大事ですね。


中学になると、あまり親とも話しません。状況がわからないまま、突然、不登校やメンタル面での不調につながることもあります。お子さんの様子を気にかけて置く必要があります。母親以外に、不安や心配ごとを話せる大人がいるといいですね。


また、本人からの発信が弱い場合は、周りのお友達や親御さんを通じてお互いに情報交換できるネットワークを作っておくこともお勧めします。


思春期に入って、難しくなるケースは多く、親の心配は尽きませんね。


【クスッと、コーナー】


息子の世話しているインゲン豆が、また沢山実りました。2回目の収穫です。


自閉症スペクトラムの窓-インゲン2回目

息子に、ハサミで1本1本切って収獲するように言ったら、「ゴチャゴチャしてて、切れな~い。くっそ~!!」と叫びだしました。


「切れな~い」といっている、息子が「ぶち切れ」ていて、ちょっと笑ってしまいました (≡^∇^≡)


結局母が収穫したインゲンは、今回も息子のリクエストで天ぷらにして食べました。




追伸

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