おひとり様限定の脳みそ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、さわやかな1日でしたね。


娘と主人は、甥っ子さんを誘って、釣りに出かけました。息子は、見たいテレビがあるので、行かないと言って行きませんでした。


9:30からプリキュア映画のケーブルテレビ放送があり「お祭りにも行かない」と言い張っていた息子ですが、映画が終わって、お囃子の太鼓の音が聞こえてきたら、「お祭りに行く」と言ってくれました。


車を止めるところがないので、歩いて20分かけて、お祭りの会場へ行きました。中学まで、20分毎日歩いているので、全然大丈夫でした。


自閉症スペクトラムの窓-息子歩く   自閉症スペクトラムの窓-五月の空

ただ、帰りに「新幹線が見たい」と言われて、帰り道を変更。遠回りして、山を越えて、実家まで歩いて帰りました。歩くこと30分以上、山越えの急な坂道の途中で、息子も「疲れた、苦しい」と、不平たらたらでした。


これも、突然に言いだした予定外のことでした。


実家の母に、「なぜ、○○(息子の名前)は、急に言ってることが、コロコロかわるの?」と聞かれました。


自閉症特有の「おひとり様限定の脳みそ」の話をしました。


これは、確か、ニキ・リンコさんが言われたことだったと思います(記憶があやふやですいません)


自閉症の人の頭の中には1人だけ(1つのこと)しか、座れない(考えられない)イスがあるのだそうですすなわち、誰か1人が先に座って、しまっていると、他の人は座れない(他のことは考えられない)状態になってしまうそうです。よくわかります。


今日の息子がそうです。プリキュアの映画を見ている時は、もうそれで頭がいっぱい。お祭りなんて選択肢はないのです。新幹線が見たくなったら、厳しい山道のことは、忘れています。


1つのことが終われば、冷静に次の事も、考えられます。でも、やっている時は、周りは、ぜんぜん見えてないんですね。他の人には、「身勝手、自己中心的」としか思われず、理解してもらいずらい、考え方ですね。


【今日のいいとこ探し】


娘と主人と、甥っ子さんで管理釣り場にマス釣りに行きました。40匹も釣れて大満足だったようです。


自閉症スペクトラムの窓-娘の釣り


そんな妹の為に、息子が、ドラえもんの綿菓子をお土産に買ってきました。やさしい、お兄ちゃんです。


自閉症スペクトラムの窓-お祭りのお土産


【クスッと、コーナー】


釣りに行かなかったことを、「何で釣りに行かなかったの?」と、父に聞かれた息子の答え。


「プリキュアの映画を見たかっただけじゃないよ。お母さんの介護のフリがあったの・・・」 


「介護のフリ」って・・・


「そんなことしてないよ」と、自分で言ってしまっていることに、気が付いていない息子がおかしかったです。( ´艸`)


ある意味、すごく正直な息子です。





追伸

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