予告なしの初めての班長!! | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も暖かったですね。近所のスーパーの駐車場で車から降りたら、梅の香りが強烈にしました。近くの梅林からでした。本当に、1日1日、春が近づいていますね。


自閉症スペクトラムの窓-梅


今朝、登校班の班長の女の子が風邪でお休みしました。私が集合場所につく前に、その子のお母さんが連絡帳を持ってやって来て、息子に「今日は、班長さんやってね」とお願いしたそうです。


それに対して息子は、「○○(息子の名前)君は、班長やりません」と、きっぱり断ったそうです (;´Д`)ノ


そのお母さん困ってしまって、私が着いた時に、「○○君、班長したくないって言ってるの・・・・どうしようか」とヘルプを出されてしまいました。


すいません、はっきり拒絶でしたか・・・・ (_ _。)


予告なしの班長抜擢は、息子には青天霹靂だったのでしょう。そこでもうプチパニックです。さらに追い打ちをかけたのが、小学4年生の妹の発言。


「お兄ちゃんが、班長嫌なら私やるよ」班長をやりたくてしょうがない妹が声をかけたものだから、兄のプライドがムクムクと頭をもたげ、「班長やる」になりました。


でも、実際は、すごく不安だったのでしょう。母も一緒に先頭に行かされて、並んで歩きました。さらに不安がピークになったのでしょう。しっかり腕を組んで歩いていきました。その後も手を離してみるものの、不安になって手を組み直すの繰り返しでした。


6年生の班長がお母さんと腕組みしての登校は、ちょっとおかしいですよね。後の1年生の女の子は、必死で笑いをこらえていました。


カッコは悪かったと思いますが、6年間で初めての班長です。母は、恥ずかしかったけど、ちょっと嬉しかったです。


息子は、1,2年生の頃は、班長さんより前に出たがって、それをなだめるために「6年生になったら、班長さんになるから1番前にいけるよ・・・」と言い聞かせていた時期がありました。


低学年の頃、、息子は、「6年生になったら、班長になる」と張り切っていたのですが、学年が上がるとそれは言わなくなりました。班長は、責任重大で、自分に向いていないことに気が付けるようになったのでしょう。


朝、寝違えて首が痛かったせいもありますが、学校へ着いても、とても不安定でした。独り言のオンパレードで、不規則発言も多かったです。


6年生になって落ち着いたよう見えて、自閉症の特性の「見通しが立たないことへの、強い不安」が色濃く出ました。母も、中学に入る前に、息子の弱いところを再認識できて良かったと思います。


【今日のいいとこ探し】


息子クラスの最後の読み聞かせの日でした。スペシャルデーなので、お母さんたちみんなで、ペープサートと○×クイズをしました。


変身トンネルをくぐると、毛糸が時計に、ボタンが田んぼにと変わっていきます。そこへオリジナルストーリーを入れて、クラスの子ども達がトンネルをくぐると「素敵な中学生になる」というオチにしました。


自閉症スペクトラムの窓-ペープサート


その時、○×クイズの仕切り役で、縄跳びを手に持つ役のお母さんがいたのですが、そのお母さんに、クイズ出題の出番が回って来たら、サクッとそのお母さんに近づいて、


「僕変わります。僕やります」と申し出て、交代していました。こんなにスマートに申し出が出来ると思いませんでした。すごい成長です。



追伸

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