自我についての勉強会 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、最高気温が20度を超えました。4月下旬の暖かさだそうです。こんな日もあるんですね。ポカポカしていました。


自閉症スペクトラムの窓-冬の空


今日は、夜、勉強会へ行きました。今日のテーマは、自我の育成でした。自我を認めないということは、成長を認めないということだそうです。自我と言うのは、『自己主張』が出てくるということです。


反抗期ではなく、自己主張期と言ってあげたいと言っていた先生の言葉が印象的でした。小さい頃は、親や支援者から与えられたものを受け入れて過ごしますが、成長して、経験を積んでいくと自己主張をするようになるそうです。息子もそういう感じです。


自己主張とワガママの線引きは、我慢出来れば自己主張、我慢が出来ない要求がワガママなのだそうです。見わけが難しいですね。


自閉症の人の自己主張は、自分に興味関心のあることに限られます。そういう自己主張は、しつこく執念深くなるそうです。逆に自分が関心のないものは、人目を気にしないのが自閉症なので、どうでもいいそうです。例えば、靴や洋服のサイズや、髪型など・・・・親が言ってきて欲しい事も主張してこないのは困りますね。


あと自閉症の人の自己主張は、相手のことを考えずにしてくるので受け入れが難しいことも多いそうです。自閉症の人の難しい自己主張と支援者の提案の妥協点をどう見つけるかは、経験によるところが大きいそうです。年齢が上がって経験が増えると、自己主張しつつも我慢が出来るようになっていくそうです。


息子も、自分で色々決めたい、自分の心地いいようにやりたいという、自己主張をしてきています。中学にはいったらもっと色々主張するとは、思いますが、それも成長と思って暖かく見守れる母親になりたいと思います。為になった勉強会でした。


【今日のいいとこ探し】


前回のガイヘルさんとのお出かけでもらって来た鉄道模型博のチラシを見て、今日の行き先を決めました。


自閉症スペクトラムの窓-模型博チラシ


お昼も、いつもは、おにぎりを買って駅のベンチで食べるのですが、今日は、とんかつが食べたいとのリクエストがあったので、調べて、同じ建物の中のとんかつ専門店でお昼にしました。


地図とお店の地図を持って楽しくいけたようです。自己主張できるっていいですね。