LADです。今日も、朝から勉強会へ行ってきました。昨日の今日なので、ちょっと疲れました。でも、先生は違いましたが、お話された内容は、自閉症の特性で、似たようなテーマだったので、昨日の事と繋がってすごく勉強になりました。
息子は、ガイヘルさんと『東京駅』へ出かけました。最初『上野駅』の予定だったのですが、自分で『東京駅』へ行き先を変更していました。いつもより、1時間早い9時に家を出たら、いつもと違う電車が見れて楽しかったようです。
今日の息子のお勧め電車は、成田エクスプレスの『マリンエクスプレス・踊り子E259』だそうです。撮った写真中から、この写真を見せてくれました。
勉強会は、『行動統制を育てる』というものでした。行動統制とは、自分で行動をコントロールすると言うことです。
●行動の『解釈』について
→情緒的(支援者の気分)、主観的(支援者の思い込み)、「自閉症だから」、「思春期だから」といった解釈をしてはいけない。客観的に観察をして、具体的な支援が必要。
●思春期の性について
→思春期の行動は、すべて性的な事としてとられてしまうことがあるが、思いこみ過ぎず、自閉症の特性からくるものであるかもしれないことを忘れないように。
→やっていい場所・時間を決めて教える。正しい知識やルールを教える。メディアから、情報があふれているので、特に高機能子は、誤学習させないように注意が必要。
→幼児期からやっておくことは、没頭させ過ぎない。切り替えがきちっと出来るようにしておかないと、思春期にとくに没頭してゲームなどが止められなくなる。
→過敏性が出てきたら、調子が悪いということ。周囲がのんびりさせるなど、配慮が必要。本人は、疲れや疲労に気がつかない。
●氷山モデル(問題行動)
→自閉症の特性からくる原因・理由を考えることが大事。
→まず、主観的でなく客観的で継続的な記録をとりましょう。1日、1週間、1年間、記録が溜まると、『仮説』が、立てやすくなります。
→仮説は、「~かもしれない」ということです。仮説に基づき、対応してもかわらない場合は、その仮説が正しくなかったので、新たな仮説を試すとよい。
→問題行動の、前後の支援者の対応も記録しましょう。そこから見えてくるパターンがあります。
→原因を考える時に、生理的な原因も考えましょう。便秘、空腹、女の子の生理、薬などです
●生活全般の見直し
→落ち着いて過ごせる場所の確保。個室など。
→安定した日課。スケジュールなどを使って『見通し』を立てる。
→刺激の調整。感覚問題があることを理解
→嫌なこと、出来ないこと、苦手なことを強要しない。
→やることがないと問題行動は起きやすい。やることを、ほどほどに用意することも大事。
→適切な行動を、積極的に教える
●コミュニケーションとは
→2種類ある。本人が『理解』できているか。相手に伝える『表現力』をもっているか。
→必要なことを他人に伝える適切な方法(言葉、行動、クレーン等)をもっているか。
以上、あらためて『行動統制』、自分をコントロールする力をつけさせるためには、親や周りの支援者の協力が必要なのが、よくわかりました。
【今日のいいとこ探し】
夕方、突然、息子に「スリッパ入れを作りたい」と、言われました。実は、昨日から息子と娘にスリッパを用意しました。息子は、主人のスリッパを替えた時のお下がりです。娘は、それをうらやましがったので、買ってきました。
「なんでスリッパ入れがいるの?」と聞いたら、リビングで脱いでおくと「コタツの中に蹴りこんでしまうから」ということでした。息子なりに、スリッパが無くならないように、工夫したかったようです。
これも、立派な構造化です。自分から、やるとは思わなかったです。息子、偉いですね。
ただ、子ども達はもう寝に行ったのですが、スリッパ入れの中にスリッパを忘れて行ってしまいました。なんの為のスリッパでしょう。朝、廊下はきっと寒いです・・・・