LADです。今日も寒かったですね。月曜日に降った雪が、まだ道のわきで雪山になって残っています。学校の校庭に、まだ子供の作った雪だるまがありました。
寒い寒いと言いながら、学校の桜は蕾がいっぱいでした。春の準備をしているんですね。
今日は、夜、主人が帰るのを待って、勉強会へ行ってきました。今回も、様々なヒントを頂けました。
●仕事について(学生の間に身に付けておくこと)
→仕事をするという概念をもつ(勉強だけ、楽しく過ごせばいい訳ではない)
→仕事をするための手の器用さを身に付けるトレーニングが必要。好きなゲーム、パソコンをしているだけでは、身につかない。
→与えられた仕事をする姿勢を身に付ける(仕事は、拒否はできないことを理解させる)
→拘束されている時間(仕事・学校)は、相手の指示に従うことを理解させる
●施設や作業所、親を含めた支援者の心構え
→記録は主観的過ぎてはいけない、具体的に、いつ、どこで、回数、メンバーなどを記録する
→ヒューマニズムだけでなく、サイエンス(見通し、記録)も必要
→私たちの常識の枠の中だけで、考えない
→自閉症の人の成育歴や歴史を共有する事が必要
●作業の間違いをなくすために
→その都度、間違いを指摘しない。最後に、一緒に見直して、自分から間違いに気付かせる。そうすると次から間違えなくなる
→訂正や、やり直しが多いとやりたくなくなってしまう
●スケジュールの弊害
→スケジュールは、必要だが、書かれることに事によって、守らないといけないと言うプレッシャーが子供にかかることを忘れてはならない。
→書き方のコツ。「9時に寝ます」だと、寝れない時に困ってしまう。「9時に布団に入ります」でいいのです。
→頭の中に、スケジュールが出来れば、書いたスケジュールはいらなくなる。生活が乱れた時に、書いたスケジュールを使えばよい。
●能力の正しい評価(アセスメント)をする
→その人の能力を、見抜くことが必要。紙での資料に惑わされない。作業所などは、「知的に重度なので、作業はできない」などの資料を見て、能力があるのに、生かせてもらってないケースも多いようです。
●思春期の子供へ対応
→親からの忠告・注意は、自分のペースを崩されるのでどんなことでも反発する
→『自我介入』が大切になる。子ども自身が自分の事を決めることに参加する(例えば、買い物は、親が買ってこないで本人を連れていく)
→親がやったことは、受け入れ難いが、自分が決めたものは、受け入れやすくなる。親のやったことには、ひとこと文句をつけたい年頃です。
2時間の勉強会ですが、今回も内容がたいへん濃かったです。本当に為になります。思春期の息子に、さっそくやってもらおうと思いました。
【今日のいいとこ探し】
夕飯の後の食器洗いを息子の仕事にしているのですが、洗った後のお皿やお茶碗を、とてもきれいに洗いカゴに並べます。皿同士が重ならないように注意をはらっているようです。重ね方は、教えていないので、本人が自分で考えたのですね。それって、すごいことです。