偏食は、治るのかも・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、すごい雨が急に降りましたね。息子は、「集中豪雨だ!!」と大騒ぎでした。


グリーンカーテンのゴーヤに、やっと2個目,3個目の実がなりました。でも、やっぱり何だか小さな実です。来年は、去年、一昨年とよく実のなった「島ゴーヤ」という品種に、もどそうかと思います。


自閉症スペクトラムの窓-ゴーヤ8


息子の自由研究の蕎麦は、ずいぶん大きくなりました。茎の色が、蕎麦独特の赤色になってきました。


自閉症スペクトラムの窓-蕎麦7


今年の夏休み、息子の食生活で去年と違うことに父が1つ気が付きました。もちろん、食事量は去年の同じ時期の比ではなく、大人以上に食べているのですが、今年は、あるものを飲まなくなっていたのです。


それは、ココア牛乳。


息子は、学校の給食の時だけ、牛乳を飲むのですが、去年までは長期休みに入ると、必ず家でココア牛乳を作って自分で飲んでいました。きっと1日1杯は、体が牛乳を必要としていたのでしょう。


それが今年は、牛乳を飲まないのです。その理由は、おそらく偏食が無くなりつつあるからです。


以前の息子は、偏食がひどくて、緑色の物は、枝豆スティック(餃子の皮で枝豆を包んだもの)しか食べず、肉類もナゲットやソーセージ(ポークビッツだけ)しか食べませんでした。ご飯は、白米だけ、炊き込みご飯や丼ものもダメでした。


それがどうでしょう。今年に入り、体の成長に様々な栄養が必要だと言わんばかりに、偏食が無くなってきました。レンコン、こんにゃく、ブロッコリーに、ひじきの炒め煮などなど、給食は、完食です。


給食ででたものは、家でも食べられるようになりました。以前は、牛乳のように、学校オンリーな物が多かったのですが、体の成長に、好き嫌いを言っていられない状況のようです。


息子が小さく、偏食がひどかった頃、先輩お母さんに「中学生くらいになると色々食べるようになるわよ・・・」と言われ、「偏食のひどいうちの子が、そんな風になるはずない・・・・」と思っていたのに、言われた年齢近くになったら、その通りになりました。


我が家では、偏食がひどくても、無理に食べさせないようにしてきました。それは、療育の先生から言われた以下の事が、その通りだと思ったからです。


「自閉症の子たちは、ただでさえ周りに合わせるために色々苦労している。なのに、食事まで無理強いされたらたまらないでしょう」


牛乳がダメなら、チーズや生クリームで。野菜がダメなら、発芽玄米や果物で食物繊維を補い、肉がダメなら、魚や豆腐で、それでも足りない物は、サプリメントで補ってきました(今は、子ども用のマルチビタミン剤などもいろいろあります)


嫌いだと拒否している物を無理に食べさせるのでなく、食べやすく加工する(すりおろす、みじん切りにする等)工夫して食べてもらったり、自分で苗(トマト、オクラなど)を育てたり、料理を自分でしてもらうなど親が工夫できるところで、偏食対応をやってきました。それが、実を結んだということでしょうか。


いま、子どもが小さくて偏食に悩んでいるお母さんに、「きっと色々食べられるようになる日がきますよ。今、無理強いしなくて大丈夫」と言ってあげたいです。


【今日のいいとこ探し】


風呂上がり、「お母さん、僕の頭見て・・」「クールヘアーだ」といって、櫛でぴったりと撫でつけた髪を見せてくれました。


今まで、寝癖でも平気で学校にいっていたのですから、すごい成長です。髪形を気にするお年頃なんですね。


兄の発言を聞いた娘が「私も、お風呂出たら髪とかそう」と言って、風呂から出て、慌ててブラッシングしていました。兄の方がおしゃれになりました (^_^;)