思春期の衝動性 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。グリーンカーテンのゴーヤときゅうりが1Fの窓を超えて、2Fへ向かい始めました。風が強くなりそうなので、ちょっと早めですが、きゅうり、ピーマン、おくらを収穫しました。プチトマトは、相変わらず、鳥に上前をはねられています ( ̄ー ̄;


自閉症スペクトラムの窓-ゴーヤ   自閉症スペクトラムの窓-収穫


息子は、思春期に入り、声変わりをして、身長も伸びて、髭や下の毛も生えてきました。体が急激に子どもから、青年へ移行しているようです。代わっていく体についていけない気持ちがあるようです。


気持ちがどうのこうのと言うより、体の成長からくる衝動性を、このところ、息子から感じています。今日も、DSライトをしている姿を見ていたら、突然DSライトをおでこに「バン!!」とぶち当てるではありませんか。


びっくりして、「どうして、DSであたまをぶつの?」と聞いたら、「うまくいかなくて、怒ってるから・・・」と言ってきました。うまくいかないからといって、かなり痛そうにしてまで物でぶつって、理解できません。


力いっぱい、ドンドンと床が抜けそうなくらい、家の中で地団太を踏むこともあります。気にいらないことがあると、力いっぱい机を、握りこぶしでたたいたり、なんだか暴力的になる姿を見る機会が多くなりました。


思春期の本を見ると、小学校高学年~中学校くらいまでのこの時期、親にコミュニケーションの隔絶と攻撃性をぶつけてくるのが、思春期の子供の普通な姿だそうです。


もともと自閉症の子は、コミュニケーションが苦手ですから、息子の場合、特に攻撃性が目立ってしまったのでしょう。年齢相応に、当然起こってくることだと知ってちょっとホッとしました。


障害があっても、年齢相応の思春期は訪れるということを、発見しました。これからは、本人が苦しくならないようにしつつ、でも社会的なルールをきちっと身につけていって欲しいものです。


【今日のいいとこ探し】


息子が、「500系新幹線の先頭車両の横にあいている穴って何?」と、早くに家に帰って来た主人聞いたところ、答えが、「ヤツメウナギ顔の横にあるやつと同じだよ」といわれていました。


どうするのかと思ったら、魚の図鑑で「ヤツメウナギ」を調べて、その絵を見て「ホントだ、似てる。同じだ~」と言っていました。分からないことを、自分で調べられて偉かったです。