自立登下校のプロセス | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘のバレエの発表会の衣装合わせがありました。2年ぶりの発表会ですが、娘は張り切っています。グレーは、しずくの精。黄色は、花の精。オレンジは、フレンチカンカンの衣装です。


自閉症スペクトラムの窓-バレエの衣装


娘が小さくて、超細身(ガリ)なので、全部の衣装の背中のホックのつけ直しを、先生から言い渡されて、母はちょっとブルーです ( ̄_ ̄ i)


今日は、高機能系の親の会の集まりに参加してきました。そこで、、「自立登下校は、どうすればできるようになるのか。」という話が出ました。


我が家の息子は、朝は、登校班で母が付き添っています。帰りは、今年から自立下校になっています。ここまで来るにあたってのプロセスを聞かせてほしいということになりました。以下、その話です。


【自立登下校のプロセス】


①母と登下校中に、交通安全の意識づけ(交差点、横断歩道の渡り方。駐車車両の避け方、寄り道をしないなど)を徹底的に行いました。最初は、安全確保の為、手つなぎ状態。次に手を離して歩けるようにしました。(1年生~3年生の時)


②母は、子どもの後ろからついて行き、必要な時だけ、声掛けをする。横断歩道を渡るタイミングや、車や歩行者をよけるのは、子どもに任せる。少し離れて歩きます。登校班なら、一番最後からついて行きます。(4年生の時)


③登校なら、学校が見える横断歩道まで付き添ったら、そこからは登校班と一緒にいってもらう。下校なら、朝と、同じ場所で母が待つようにする。その距離をだんだん伸ばしていく。(5年生)


④最終的には、帰りは、自宅まで1人で帰ってこれるようになりました。行きは、登校班の集合場所まででよくなっていました。ただ今年は、なんと副班長さんの大役を仰せつかってしまったので、母がお目付け役で付き添っています。(5年生の三学期~6年生)


※ポイント


 ・もしトラブルに巻き込まれたり、怪我をしてしまったり、どうしていいかわからなくなったら、学校が見えている範囲なら、学校へ戻る。それ以上に、家の近くまで歩いているときは、そのまま家に帰る約束にしています。


・クラスメイトや、同じ登校班の子、他の送り迎えをしている保護者に、息子が自立下校をしている旨を伝えて、何か見かけたら、教えてくれるように、お願いしてあります。


・家に帰ると楽しい事(おやつ)が待っているなど、まっすぐ家(学校)へ帰りたいと思わせる環境作りが大切です。家なら、自分で鍵をあけて家に入れるようになると、留守番にもつながります。


【今日のいいとこ探し】


今日は、午後からお雨が降りましたね。外に出られない息子が、レゴブロックの新作を作りました。電車の博物館だそうです。ビルとビルの間を繋ぐ通路まで上手に出来ました。


自閉症スペクトラムの窓-レゴの電車博物館