沈黙は金。 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関先の家庭菜園のプチトマト、色づき始めました。色が付きだすと早いですね。娘の収穫が間に合っていません。かなり残っています。


自閉症スペクトラムの窓-プチトマト9


ジャンボオクラの収穫を息子が待ちわびているのですが、まだ長さが足りません。もっと大きくなるようです。息子には、「20センチになれば、収穫していいよ」と言ってあるので、学校から帰ってくるたびに、「今、何センチ?」と聞いてきます。「そんなにすぐには、成長しませんから・・・」


今日、「12センチ」と言ったら、「じゃあ20-12は、あと8センチだ」と嬉しそうに言っていました。引き算がこんなところで役立つとは思いませんでした。何だか、変に先っちょが丸まってしまいました。大丈夫でしょうか・・・・


自閉症スペクトラムの窓-オクラ5


娘がお友達と学校でもめたらしいので、その時の話を聞いていたら、どうも娘が一言多い発言をする事が原因らしいのです。


正義感の強い娘は、先生の言うことを聞かない、間違った事をする子のことを逐一注意するらしいのです。でも、相手に言い返されたりすると、傷ついて、何も言えなくなります。家に帰ってから、母に泣きながら、相手の子のことを、ひどいと訴えます。


自分の言葉が招いた結果です。もちろん正しいことをしているのですが、時に、それがまかり通らないこともあることを学んで欲しいと思っています。


『沈黙は金』という、「ことわざ」があります。娘に、そのことわざを教えました。話をして、自分の意思を伝えるのも大事だが、時に口だしをせず、沈黙でやり過ごすことも必要であると話をしました。


沈黙が時に、話をするより、力を持つことを説明しました。どこまでわかったかわかりませんが、うまくお友達とコミュニケーションがとれるようになるといいと思います。


【今日のいいとこ探し】


体操教室で2回目のテストを受けたのですが、今回も受かりませんでした。どうするのかと思っていたら、テストが終わって、控室に帰ってきても、一言も、テストの事を息子が話しません。


残念がって泣くのでもなく、暴れるのでもなく、全くの沈黙。「話しかけてくれるな」「テストの結果を聞かないでくれ」という、オーラがあふれていました。まさに、『沈黙は金』ですね。


嫌なこと、失敗したことを何回も言われないように、考えた結果ですね。