体操のテストに再チャレンジ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、肌寒い日でしたね。4月中旬の寒さだったそうです。子ども達には、長袖、長ズボンで行ってもらいました。週末に買って来た『い草ラグ』をリビングにひいたのですが、寒かったです。毛足の長いじゅうたんのままにしておけばよかったです。


学校から帰って来た息子が、「わーい、畳だ!」と叫んで、紙電を並べていました。畳みでなく、い草ラグです(笑)


自閉症スペクトラムの窓-い草ラグ


今日は、体操教室のマットのテストでした。膝が伸びていないと言われて、おしいところで側転のテストが受かりませんでした。本人もすごく悔しかったらしく、テスト後、体育館の柱に向かって一人、独り言で何かつぶやいていました。


離れた観客席で何を言っているかわからなかったのですが、体育館から出てきた息子が、開口一番、「29日にもう1回テスト」と自分から言い出しました。


以前、体操のテストは、落ちると激しく落ち込んで、テスト用紙をビリビリに破いてしまったり、「もう体操をやめる」と泣いて叫んだりと、たいへんだったので、今日の息子の言葉にびっくりしました。


自分で、自分の出した結果に満足できず、ちゃんと再チャレンジを母に言えたことは、すごいことだと思います。


療育の先生が言ってらしたことですが、「自閉症の人にも、失敗する権利がある」のだそうです。


特に、子どもが小さい時は、失敗するとパニックを起こしたり、修正がきかないことが多く、親は失敗しないようにしないように先回りをしてしまいがちです。


でも、失敗をして、それを受け入れて、さらにいい記憶に描き替えていく経験が、子どもの成長には、必要なのだそうです。


必要な失敗の経験をしないまま大人になってしまうと、社会人になってから困ります。学生生活とは違い、仕事は、失敗したら、それを自分の力でリカバーしたり、報告したりして、会社に損害を与えないようにしなければなりません。それができなければ、雇ってもらうことはできません。お給料も、もらえません。


社会へ出るまでに、失敗の経験を自分で受け入れるという事を学んでもらいたいですね。息子は、少しずつですが、身につけてくれているようです。


【今日のいいとこ探し】


お友達のお母さんが、トイプードルを連れて家に来ていました。息子が帰ってくる時間にまだ、お友達がいて、犬と息子が鉢合わせしてしまうことになりました。


犬の嫌いな息子がどうするか、母はドキドキしていたのですが、家に入る前に、「○○ちゃんのお母さんがトイプードルを抱っこして、おうちにいます」「ケーキを食べたら、帰ります」と、説明をしたところ、犬と同じ部屋に入れました。


「僕は、犬が苦手です」「ミニチュアシュナウザーはいいけど、プードルはダメです」とそのお母さんに話しかけていました。犬嫌いだけど、とっても、けなげにガンバっていました。