維新大阪市議団の条例案について | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、半袖でもいいくらいの、いいお天気でしたね。実家で過ごす最後の日でした。股関節痛もだいぶやわらいでいたので、平らなところで、ちょっとタケノコ堀りしてみました。5,6本掘るのは、大丈夫でしたが、傾斜のあるところは、右足にきつかったです。早く良くなって欲しいものです。


5月3日に、びっくりする情報が流れていました。今日、実家から家に帰ってきたので詳しい事を知りましたが、なんでも「維新大坂市議団が提出を予定している条例案の中に、家庭での取り組みにより、発達障害を予防・防止する」ということが書かれているそうです。


気になったのは、「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると」といい、「それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与している」というのです。なので、伝統的子育てによって、予防・防止を家庭ではかっていこうというのです。


ありえません。何を根拠に発達障害を「予防・防止」するというのでしょうか。虐待や非行、不登校と同じに発達障害を並べて論じないでほしいです。


このことは、各関係機関から、問題視するコメントがあり、橋下市長は、すぐにツィッターで、自分自身の考えではなく、自身の考えとは違うという主旨の発言をしました。

橋下市長のツィッターより抜粋


「発達障がいの主因を親の愛情欠如と位置付け、愛情さえ注げば発達障がいを防ぐことができるというのは科学的ではないと思うという僕の考えを市議団長に伝えました。」


現在、条例案の内容について再考中とのことです。このまま条例にならなくて本当によかったです。


ただこの条例案の中に、「早期発見、早期療育の重要性を、親や親になる人に情報提供や、啓発を図る」ということや「発達障害の予防、改善の為に、保育・教育・福祉・医療等の部局間の垣根を廃して推進する」ということや、「保育・教育・福祉・医療等にわたり、発達障害を予防、防止する学際的研究を支援し、実際の現場での取り組みの支援や結果を公表する」などと、ぜひ進めてほしい、いいことも書いてありました。


正しい情報で、発達障害のある人の為になる条例が出来てほしいものです。


【今日のいいとこ探し】


自閉症スペクトラムの窓-itirinsya

タケノコは、茹でるために、皮むきします。その皮を捨てに、実家の家の前の崖まで、一輪車を押して行きます。行きはいいのですが、帰りは、上り坂なので私の今の足の状況ではつらかったです。息子に声をかけたところ、いっしょに来てくれて、帰りは、一輪車を押して家まで帰ってくれました。すっかり、力がついて頼れる存在です。