セッティングの大切さ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暑かったですね。玄関先のプランターをチューリップなどの花から、野菜に植えかえました。


娘は、プチトマトを3種類。特に甘いという品種と、黄色品種、そして、本当にそうなるのかハート型に実がなる品種です。実がなるのが楽しみです。


自閉症スペクトラムの窓-プチトマト


息子は、ピーマン2種類とジャンボオクラを植えました。普通のグリーンタイプのピーマンと、大好きな黄色のパプリカです(パプリカが好きな訳でなく、黄色が好きなんです)。それと、今年初めて、オクラです。うまく育つといいのですが、どうでしょう。こちらも成長が楽しみです。


自閉症スペクトラムの窓-ピーマン


今日は、息子と父で東向島駅にある東武博物館へ行ってきました。息子は、とても楽しみにしていて、昨日の夜から、主人と乗る電車や、家を出る時間、朝起きる時間まで決めていました。完璧なセッティングだと思われたのですが、詰めがちょっと甘かったようです。


まず、忘れ物。本当は、私がきちっと声掛けすればよかったのですが、デジカメと、息子の携帯とおしぼり。カメラ、携帯がなかったことで、電車の中や待ち時間がつぶせなかったそうです。


父が携帯電話を忘れたことに気がついて、「迷子にならないように」と息子に言ったところ、「うん、わかった」と言って、手をつながれてしまったそうです。


息子は、小さい頃に言われた注意そのままに、「迷子にならない=手をつなぐ」を素直にしてくれました。年齢相応は、手をつながず、気持ちで注意するだけと教えたそうです。


あとは、おしぼりを忘れたので、入ったお蕎麦屋さんで、主人は、「手をふかなくていいよ」と言ったら、息子に「ダメ」といわれたそうです。


息子は一人で、お蕎麦屋さんのご主人に「すいません。手を洗わせてください」とお願いしにいったそうです。トイレで手を洗うよう、言われて自分で手を洗ってから、蕎麦を食べたそうです。おしぼり忘れを、息子にカバーしてもらいましたね。


あと、帰りにロマンスカーを予約していたので、駅で時間が1時間以上あったのですが、主人が止めるのも聞かず、息子がホーム上がってしまって困ったとのこと。


でも、これも、主人のミスで「何時までにホームへ行かなくていけないのか」を息子へ伝えていなかったそうです。息子に「○時○分までに、ホームに行けばいいんだよ」と伝えると、すんなり引き返してくれたそうです。


何かをする前の、親や支援者のセッティングの大切さを感じました。息子は、必要な情報を、わかるように的確に伝えられれば、不安にならず、自分で行動する事が出来ます。セッティングの大事さをあらためて認識しました。


【今日のいいとこ探し】


昨日の夜、母に言われることなく、自主的に、今日着る服、持っていく荷物をリュックに詰め、乾皮症の保湿クリーム、日焼け止めを机の上に準備していました。モチベーションが高いとすごく積極的に動く息子です。