集団下校は、大荒れ・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。桜がいっきに咲きました。学校の桜も、あと1日早かったら、入学式でいいスナップが撮れたことでしょう。


自閉症スペクトラムの窓-桜

今朝は、毎年恒例の1年生の下駄箱迷子が続出!!


昨日は、お母さんと一緒に帰ったので、下駄箱の位置を覚えているはずもなく、今日、初めて自分1人で下駄箱を探さなければならないのです。


「ぼくの下駄箱な~い」半ベソの困った顔をした1年生が昇降口でウロウロ。それもそのはず、うちの学校は、1年生はクラスによって昇降口が違うんです。1-1と1-2は、西の昇降口、1-3と1-4は、東の昇降口です。


困って、ウロウロしている1年生に「クラスは、何組?」と聞いて、「2組なら、西の昇降口だよ」「3組さんなら、東ね」と、誘導します。1人や2人でなく、下駄箱迷子の数は、23人(今年は人数を数えてみました)私だけでなく、他の支援級のお母さんたちも誘導に当たりますから、かなりの数の迷子です。


ちっちゃくて、ピュアで、一生懸命で、キラキラしています。1年生、かわいい、かわいすぎます・・・・


今日は、集団下校の日。校外委員をやっているので、旗を持って、下校指導に母が参加。いつもなら、自分に付き添う母が、教室の前にいて、何やら説明したりしたのが、ダメだったのでしょうか。はたまた隣に座った妹が気にいらなかったのか、息子は教室の中から、ブツブツ独り言。「もう外に出る!!うるさい!」と不規則発言を繰り返し、教室と廊下をウロウロ。


もともと集団下校は、待たされるし、自分のペースで歩けないので嫌いなんです。でも、今日は、とにかく大荒れ。校庭に出て、整列する時も、1人砂場でイライラ。持っていた鞄を砂に埋め、挙句に、砂場に顔からダイブ!!


口の中まで砂だらけ。「お母さ~ん。口に砂が入った・・・」そうでしょう。そんなことをすれば、口に砂も入ります。


ここで、あわてては息子の思うつぼです。怒りたいのをぐっとこらえて「砂場に向かって、転んだら、口に砂が入ります。それは、自業自得です」「口の砂は、ハンカチで拭いてください」といい、あとは、無視。


その後も、先に1人で走って行ってしまう。大きな声の独り言をいう。まあ、ダメということのオンパレードでした。

校外委員の仕事を優先しましたが、もしかして、息子に寄り添った方がよかったのか、悩んでしまいました。ぐったり疲れた下校指導でした。


家に帰ってから、息子には、「お母さんは、すごく怒っています。集団下校で、○○君のやっていたことは、いけないことです、わかりますか?」と聞いたら、「わかる。ダメなこといっぱいした。ごめんなさい」と謝ってくれました。


「なんでダメなことしたの」」と聞いたら、「わからないけど、イライラした」との返事。思春期の不安定さか、はたまた新学期の不安の表れか、息子も、どうしていいかわからず、荒れていたのでしょう。


つらいとは、思うのですが、1年生の「このお兄ちゃん、なに???」という、視線が痛かった1日でした。


【今日のいいとこ探し】


学校から、教科書をもらってきました。妹が「宿題で名前を書くようにいわれた」といって、リビングのコタツで、教科書に名前を書き始めました。それを見ていた息子も、自分で教科書を出してきて一生懸命名前を書きました。今までは、毎年母が書いていたので、びっくりです。


ただおかしかったのは、去年のクラスの「1組」と書いてしまって、「間違えた~」と半ベソ。母が、「1に、横棒を3つたすと、デジタル時計の3になるよ」といったら、「これいい」と言って、安心して訂正をいれていました。だいぶ柔軟性が出てきてくれて、うれしいです。