電車の乗り方 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。春休みも折り返しですね。我が家は、兄妹喧嘩がひどくて困っています。コタツの中で足がぶつかったとか、テレビのデータのビンゴゲームをどちらがやるかとか、Wiiのカービィゲームの行き先で意見が分かれるなど、なんだかとるに足らないことで、大騒ぎしています。挙句に双方手が出るのはどうしたものなんでしょうね。


母が、春休みが終るのを、指折り数えて待っています。


今日は、横浜SOGOでやっていた「究極の鉄道模型展」を見に、息子と電車で出かけました。娘は、お友達のところへ遊びに行って、そのまま塾でした。なので、2人でお出かけでした。


久しぶりに乗った息子との電車の外出は、色々考えさせられました。



自閉症スペクトラムの窓-ホームにて

≪大丈夫だと思ったところ≫


○行き先を探して子ども運賃を確認し、正しい切符を買う事が出来る。


○ホームでは、白線の内側に立つ、ふらふらしないなど、安全面は問題ありませんでした。


○席に座った場合も、リュックを膝に置いて、携帯電話のメモを操作しながら30分間静かに座れていました


○一人で先にいってしまわない。母が付いてくるかを確認しながら先行して歩いていました。


○先頭車両でも、他の人が先に運転席の後のドアに立っていると「すいません。見せてください」と声がけしてから、スマートに自分の場所を確保していました。


≪これからの課題≫


●切符を買って、改札を通ったあとの、切符の管理が自分で出来ない。親に委ねてしまう。しまう場所を決めることが必要なようです。


●先頭車の写真を撮りたがったり、回送電車が来るまで、見ていたいなど、ガイヘルさんと、余暇で来ている分にはいいですが、今回のように、別に目的地がある場合は、寄り道しないようになってもらわないと困りますね。


●母がいたからなのか、特に、電車がすれ違う時の独り言の声が大きかったです。息子は、楽くて興奮している時と不安で仕方がない時、両方とも独り語tが多いです。今、独り語の声の音量は「1」というい指導をしています。


●車内での会話の声が、大きい。突然自分の話したいことを大きな声で話す。一瞬周りの人の視線が痛かったです。もう少し、自分の声の大きさの意識をつけてもらわないとダメですね。


●エスカレーターで右側を歩くときに、走っって、上まで上がってしまって危なかったです。「歩いてください」と指示を出せは、しばらくは、歩いてくれるのですが、また別なエスカレーターに乗ると忘れてやり直しです。


●電車の途中のアクシデント(遅延や人身事故)に、気持ちが不安定になる。その場合に、不安に負けないように自分をコントロールしたり、親に自分から連絡を取るなと対処方法を考えていかないといけないですね。


久しぶりに、息子と電車に乗りましたが、まだまだ色々学んで身に付けてもらわないといけませんね。養護学校の高等部は、電車通勤になると思うので、それまでに、ガイヘルさんの力を借りながら、スマートな電車の乗り方を学んでいってもらおうと思います。


【今日のいいとこ探し】


自動販売機でジュースを買うというので、ついて行ったら「お母さんも買いなよ。咽乾いたでしょう」とティーブレイクに誘ってくれました。母の飲む物を勝手にきめようとしたのには、困りましたが・・・・やさしい息子です。