勉強会に参加して | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。息子は、昼間は元気でしたが、また夜になると熱が少し上がりました。もう3日も家に閉じこもっているので、ちょっとストレスが溜まっているようです。早く元気になるといいのですが・・・


昨日、今日と勉強会へ行ってきました。どちらも年度末ということなので、まとめの内容でした。その中から、なるほどと思ったキーワードをいくつかあげます。あらためて私たちが思い込みや決めつけで、自閉症の人を見ているのではないかと思いました。


○自閉症は、コミュニケーション障害と言われるが、そうではなく、自閉症の人は『必要のない人間関係をもたないだけ』である。


○社会性、協調性がないと自閉症の人は言われているが『私たちが、彼らの意思、意図をくみ取れていないだけではないか』


○私たちは、人に頼るように教えられ、そう育っている。でも、自閉症の人は、『人に頼らず、記憶と経験を使って、感じたままに生きている』


○昨今、異常気象が叫ばれていますが、その影響が自閉症の人にも出ているという話。自閉症の人は、長期記憶がいいので、過去の記憶と経験のデータをもとに、現在の状況に対応しているそうです。でも異常気象や地震の影響で、記憶や経験データに頼ることができずに、不安定な日々を過ごしているというものです。


○自閉症の人と定形発達の人は、お互いに歩み寄ることが大切である。あらためて気を付ける点を、以下のように考えてみました。

 

≪自閉症の人が定形発達の人とかかわるときに求められること≫

   ①自分のことを、定型発達の人に伝える努力をする

   ②必要があれば援助を求める

   ③援助してくれた人にお礼をいったり、書いたりして伝えます

   ④定型発達の人にも、自分と異なる考え方や発想・意見があります。それを

    理解をするためには、質問をします。

   ⑤自分のコミュニケーションスタイルが、他の人の使うものと違うこということ

    を理解します


≪定型発達の人が自閉症の人とかかわるときに求められこと≫

   ①待つことが大切。すぐに言葉で返事ができると思わないこと

   ②文字通りに意味をとるので具体的に話をします。ほのめかしや曖昧な表現

    はつかわない

   ③相手が知っているだろうという仮説で話しをしない。情報の伝え方を工夫す

     る

   ④紙やペン、メールなどを使い視覚的に伝える

   ⑤コミュニケーションスタイルが、お互いにそれぞれ違うことを理解する


【今日のいいこと探し】


1日家の中にいたので、作品が増えました。今のお気に入りは、佐川急便のCM。それを見ながら描きました。

特に好きなのは、緑のトラックだそうです。人に頼らず、自分1人で時間が潰せるのはいいことです。


自閉症スペクトラムの窓-佐川急便